業務用(逆浸透膜)浄水器の選び方

飲食店様で逆浸透膜浄水器を導入される場合、どの範囲まで純水を使用されるかによって浄水器の大きさ(容量)を決めて行きます。

飲食店様ですと、まずはお冷、それからお茶、紅茶、コーヒー、更に洗米、スープなど調理全般まで浄水器の純水を使用するのかどうか、それによって浄水器の容量、貯水タンクの容量がきまってきます。

例えばお冷だけに限定して逆浸透膜浄水器の純水を使用されるのであれば、家庭用浄水器のACRT-550MPSやACRA-545Pでも充分まかなえて、浄水器の導入コストもランニングコストも抑える事が可能です。

家庭用浄水器ACRT-550MPSの適正使用量を30リットル/日以下と想定すればお冷1杯150mlとして200杯、単純に来客200人/日まで対応可能な計算です。

家庭用浄水器に標準装備されている貯水タンクは約10リットルですから、一気に10リットル消費してしまうと、逆浸透膜浄水器の造水速度は180ml/分程度ですので、貯水量が回復するのに時間を要します。貯水量に不安がある場合は貯水タンクを2個に増やせば貯水量は20リットルとなります。

お冷にプラスして紅茶、コーヒー、更に炊飯、スープ等の調理水と使用範囲が広がれば、それに見合った浄水器の容量が必要になります。

飲食店で導入をご検討されているお客様からのご相談で、私共が知りたい情報は1日の最大使用量と時間当りの最大使用量です、この2つの情報から浄水器と貯水タンクをご提案します。

一日の最大使用量から浄水器の容量が決まります、(お冷150ml×何杯)+(紅茶、コーヒー~)+(洗米、スープ)と概算の純水使用量から造水容量の見合った浄水器を当てはめて行きます。
目安としては
・ACRT-550MPS/ACRA-545P ~30リットル/日
・LC300HP/SE       ~240リットル/日
・LC600HP/SE       ~500リットル/日
位となります。
LC600HP/SEを24時間稼働したとすれば1920リットルの純水が出来る計算ですが、長時間の連続運転は浄水器の機器、フィルターに大きな負荷を与え浄水器の寿命を縮めてしまいます。
連続では無く、断続運転で合計運転時間6~8時間位が浄水器を長持ちさせる為に適正な運転時間となります。

もう一つの条件、時間当りの最大使用量から貯水タンクの大きさを決定します、逆浸透膜浄水器は95%以上の除去率で純水を造る高除去性能と引き換えに造水速度は遅く、LC600HP/SEでも1分間に造る純水の量は1300mlに過ぎません、これは水道蛇口を細く絞った位の吐水量で、この吐水量では使用に耐えませんから貯水タンクは絶対に必要となります。

そこで一時間当りの最大使用量に見合った貯水タンクを浄水器にセットして使います、アクアカルテックでご用意出来る貯水タンクは
・10リットル
・10リットル×2ケ=20リットル
・34リットル
・44リットル
・90リットル
・180リットル
となります、貯水量が多いほどタンクサイズも大きくなりますので、設置スペースをよく検討する必要があります。

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浄水器/アクアカルテック