家の設計段階からの浄水器導入準備


春先の住宅竣工に向けて、年末からこの時期に多く頂くご質問です。「現在家の新築中、設計中なので逆浸透膜浄水器を設置するためにどのような準備をしたら良いですか?」とご質問を頂きます。

一般的な浄水器と異なり、逆浸透膜浄水器は大きいですから浄水器と貯水タンクを設置出来るスペースを確保する事が第一です。最近のシステムキッチンはオール引き出し型収納が主流ですから流し台の下に設置スペースが確保出来ない場合も多々あります。まず流し台、台所、ダイニングと、どこに逆浸透膜浄水器を設置するのが良いのか検討する必要があります。

まずはオーソドックスにシステムキッチンの収納へ浄水器と貯水タンクを収納する事を考えてみましょう。システムキッチンは幅15cm、30cm、45cmと15cm刻みの箱の集合体となります。一番大きな箱は120cmか150cm幅の大きな箱です。この箱の中に引き出しをいれたり、食器洗浄機やレンジをセットしたりしてキッチンプランを作る訳です。

大抵のキッチンメーカーは箱毎に引き出し、観音開き等、オペレーションを選べますから、シンクトップの長さに余裕があるなら、45cm幅の箱の一つを観音開きで設計して頂けるとアンダーシンクタイプの逆浸透膜浄水器はアクアカルテックの全機種、設置スペースを確保出来ます。

システムキッチンのプランを平面プランで考えると一番一般的なI型プラン、L型プラン、コの字型プランとあります。L型やコの字プランの入隅部分下はデッドスペースが出来やすいので逆浸透膜浄水器の設置場所としては意外に穴場です。

入隅部分は内部容積に比較して開口が小さくなりがちなので、内部に回転収納などを置いて収納高率をあげるべく工夫されていますが、その回転収納の脇へ浄水器を置いたり、元々開口が狭くて使いづらいので思い切って奥の方へ浄水器とタンクを設置してしまうのも良いでしょう。

キッチンとダイニングを融合させるオープンカウンター、この廻りにも浄水器を設置出来るスペースが隠れている事があります。

オープンカウンターの下を収納にされている場合はその一部に浄水器本体や貯水タンクを置くことが出来る場合があります。逆浸透膜浄水器の配管チューブは直径6mmの細くフレキシブルなチューブですから流し台とオープンカウンターの壁に小さな孔が開いていれば配管可能です。

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もう一つ、オープンカウンターを支える腰壁、これは在来木造ですと厚さが105mmあります。この部分とシステムキッチンの引き出し奥のスペースを併せて活用すると浄水器本体を設置することが出来ます。
この置き方は大工さんに加工して頂く必要があります。

電源コンセントが必要です
流し台の下や設置場所に電源コンセントを一つご用意下さい、通常の100Vのコンセントで大丈夫です、浄水器の電動ポンプは24Wですから消費電力もわずかですので電気容量を気にされる必要もありません。

 浄水器の給水、排水等の配管チューブは直径6mmのフレキシブルなポリプロピレン製チューブで行いますからちょっとした隙間が有れば配管できます、排水も電動ポンプで圧送しますので排水勾配等を考慮する必要もありません。

アンダーシンク型浄水器の場合はシンクトップへ孔を開けて逆浸透膜浄水器の専用蛇口を設置するのですが設計段階から導入をご検討頂くと、キッチンメーカーの方で孔開け工事を事前に行ってくれる場合があります。

人造大理石、ステンレスのシンクトップでしたら浄水器の取付時に孔開け加工が容易ですので、事前に孔を開けていなくても大丈夫ですが、本物の石やセラミックのシンクですと現場での孔開け加工が出来ませんので事前に孔開け加工をして頂く事になります。

施工業者様向けの資料をご用意しておりますので、必要なお客様は資料請求の時にお声掛け下さい。

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浄水器/アクアカルテック