ヒ素が検出された井戸水で浄水器のフィルター交換

TS3I0017

 こちらのお客様は井戸水の水質検査をしたところ、ヒ素が水道基準値をオーバーしていたため逆浸透膜式の浄水器を導入されました。

 浄水器を1年使用して、このフィルターの汚れは!?、すごいです、なかなかここまで汚れているのはレアケースですね。1番目の5ミクロンのフィルターが酷く汚れて、3番目の1ミクロンのフィルターまで同様の汚れ方です。

 さわってみると少し粘性のある焦げ茶色の汚れがフィルター全面に付着しています。検出されているヒ素は水道水質基準値の2倍程度ですから、この汚れが=ヒ素という訳ではありません。

 浄水器のプレフィルターがこの様な汚れ方をするのはヒ素、マンガンなどが検出されて飲用不可となってしまった井戸水に多く見られます。

浄水器のフィルターの汚れの原因は何なのか?水質検査は依頼した項目について検査するだけですので、検査項目以外の有害物質が存在したとしても、それを知ることは出来ません。

 水道水質基準は51項目、この51項目全ての水質検査を受けるとすれば、検査機関にもよりますが20万円程度となり、個人が毎年行うには負担が大きすぎます。アクアカルテックの逆浸透膜浄水器を購入してもお釣りが出てしまう金額ですよね。更にこの51項目でカバーしていない有害物質もあります、米国では240項目以上が監視項目となっていますし、実際に水に含まれる不純物は数百種類以上と言われています。

 それなら、その全てに対応出来る逆浸透膜浄水器を購入した方が安全ですよね。逆浸透膜の浄水器でも除去しきれない有害物質もありますが、これは非常に少数派です、水道水質基準51項目の中ではホウ素の除去率が50%程度まで低下してしまう事が判っています。

 こんなにフィルターが汚れているとお客様も心配になるようで、浄水器の水を水質検査に掛けた様です。結果は良好、当然ながら飲用可でした。

 実際に除去率を計測すると溶解性不純物の量は原水101ppm、浄水2ppm、除去率98.01%ですから非常に良好です。

 「プレフィルターが汚れているのはそれだけフィルターが働いている証拠ですから、そんなにご心配される必要は無いですよ」、ご説明しました。

 逆浸透膜は汚れを分離して排水に流しますから膜自体には汚れを溜めない仕組みです、一方で逆浸透膜を保護プレフィルターは大きな汚れを溜めて、逆浸透膜フィルターの目詰まりを抑制するのが目的ですが、汚れを溜めてしまうフィルターですから、定期的な交換を行って逆浸透膜フィルターを浄水器全体の負荷を軽減して、より良好な状態で浄水器を運用する事が大事なのです。

アクアカルテックでは年に1回の浄水器のフィルター交換/メンテナンスをお勧めしています。

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