純水を造る逆浸透膜式の浄水器


逆浸透膜浄水器の大きな特徴は他の浄水器と異なり、浄水が純水になる事です。

純水=ピュアウォーターですが、ピュアウォーターと書くと純水ではない浄水器でもピュア~~とか表記されている場合もありますけれど。

水道水を純水にする為には水に溶けているイオン性不純物を除去しなければなりません、でもイオン性不純物は非常に小さい、どのくらい小さいかと言いますと。

塩=NaClが水に溶けるとナトリウムイオンと塩化物イオンになります。ナトリウムイオンはナトリウム原子から電子1個が無くなった状態、塩化物イオンは電子1個が余分にくっついた状態です、これから考えるとナトリウムイオンはナトリウム原子より少し小さく、塩素イオンは塩素原子より少し大きくなりますが、いずれにしてもそれぞれの原子単体とそれほど変わらない大きさとなるでしょう。

水に溶けているイオン性不純物はこの様に非常に細かすぎて通常の浄水器のフィルターでは濾し取ることが出来ません、というより日本で高性能浄水器とされる精密濾過膜サイズの孔では、あまりに大きさが違い過ぎてイオン性不純物は引っかる事も無く全て素通りしてしまいます。

浄水器が造る浄水は使用しているフィルターにより異なります、浄水器が使用される場面によっては純水までの品質を求めない事も当然あるでしょう。

例えば日本の水道水は安全だから臭気や味の改善ができれば良しと考えるなら精密濾過膜+活性炭でも大きな効果があります。

ただ多くの人は水道水の臭気、味と同様以上に安全性を考慮して浄水器を導入されるのだと思います、そうした時に水に溶けた溶解性物質が殆ど素通りしてしまう浄水器に安全を託す事は出来ないはずです。

家に浄水器がついていても、スーパーマーケット店頭の大型浄水器から純水を汲まれたり、ボトルウォーターをお買い求めになる、または宅配水を契約される方は普通の浄水器以上の水を求めていらっしゃるのだと思います。

現在、スーパーマーケット店頭の大型浄水器は殆どが逆浸透膜式の浄水器を採用しています、「逆浸透膜」「RO」「ピュアウォーター」の表示がある大型浄水器は逆浸透膜浄水器である事を示しています。

ボトルウォーターは日本では殆どが天然水ですが、海外へ行くと逆浸透膜浄水器で造られた純水を使用したボトルウォーターが普通にコンビニエンスストアで販売されています、コストコの純水ボトルウォーターは定番商品ですよね。

宅配水は富士の天然水など「天然水」を標榜している商品以外は逆浸透膜浄水器で造られた純水を使っています、業者によっては純水へミネラルを添加している場合もあります。

逆浸透膜浄水器は純水を造る浄水器です。

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浄水器/アクアカルテック