逆浸透膜浄水器は他の浄水器と何が違うのですか?

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「逆浸透膜浄水器は他の浄水器と何が違うのですか?」

アクアカルテックの逆浸透膜浄水器を利用しているユーザー様の半数は井戸水(地下水)で浄水器を使用しています。
巷で販売されている浄水器は「水道水専用」の表示がされていて、井戸水で浄水器を使用したい、と問い合わせをすると、水道水専用の浄水器なので井戸水には使用出来ません、と返答されてしまいます。

弊社スタッフがこの様なお問い合わせを頂いた場合のお答えは、
「井戸水の水質検査で飲用不可の結果が出てしまった具体的な項目がありますか?その項目は検出料は何mgでしたか?」
と先ずお聞きします。

逆浸透膜浄水器のヒ素、硝酸、マンガンなどの有害物質除去率は約95%です、長期的なフィルターの劣化等からの安全率を考慮して90%の除去率と想定すれば、水道水質基準値の10倍位までなら問題なく対応出来る計算となります。

レアケースですが、水道水質基準値の10倍を超えてしまうような高濃度で検出された場合は、実際に逆浸透膜浄水器を使用して事前テストを行う事をお勧めしています。
目的の有害物質だけの問題ではなく、他の物質やpHの影響などで除去率が変動する事があるからです。

この様なご説明を一通りさせて頂くのですが、「逆浸透膜式以外の浄水器メーカーではこんな説明は聞けなかった、逆浸透膜浄水器は他の浄水器と何が違うのですか?」
とご質問を頂きました。

「それは単純に逆浸透膜浄水器に使用しているフィルターが細かいからです。」

水に溶けている有害物質を除去しようとすれば、水に溶けた塩を通さない細かいフィルターが必要になります。
日本製で高性能とされる浄水器に使用されているフィルターは精密濾過膜(中空糸膜はフィルターの形状を示す呼称で孔の大きさではありません、精密濾過膜にも逆浸透膜にも中空糸膜タイプがあります。)は0.01ミクロン、フィルター孔の大きさによるカテゴリーは概ね次の様になります。
・精密濾過膜(孔径 0.01ミクロン)細菌類の大きさなら99%通過出来ない。
・限外濾過膜(孔径 0.01~0.001ミクロン)人工透析や工業分野で使用される。
・逆浸透膜(孔径 0.0001ミクロン相当)海水淡水化を目的に開発され溶解性不純物(イオン)まで95%以上分離除去する。
・セラミック(孔径 ~0.01ミクロン)孔径は精密濾過膜と同等とされる。

フィルターに開いている孔の大きさが違えば除去できる物質も異なります、ただフィルターを細かくすると良いことばかりではなく逆浸透膜になると水分子も通りにくくなってしまいます。そのため逆浸透膜フィルターを運用する逆浸透膜浄水器は少し複雑な浄水装置の様に見えます。

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浄水器/アクアカルテック