« 浄水器の種類:中空糸膜① | メイン | 浄水器の種類:中空糸膜③ »
2008年11月27日
浄水器の種類:中空糸膜②
中空糸膜の製造工程はストロー状の樹脂をキューっと伸ばして細く加工します、その時に樹脂表面が破断し小さな穴が開きます。これが0.01ミクロンの中空糸膜の穴です。0.01ミクロン以上の穴、つまり製造工程でエラーが出ない、非常に均一性の高い膜となります。
その精度は同様の性能を担うセラミックより確実な様です。中空糸膜は細菌類はほぼ100%の阻止率、錆びやカビ、プランクトンなどの微生物の除去については非常に高い性能を持ちますが、溶解性の重金属等、有害ミネラルはイオンの形態となり、原子一つの大きさと変わりませんから0.01ミクロンではなんの抵抗も無く素通りしてしまいます。
一般的な中空糸膜+活性炭の浄水器で砒素やマンガン、水銀などの有害ミネラルに対応出来ないのは膜の穴の大きさによります。
投稿者 aqua : 2008年11月27日 20:01