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2008年12月07日
イオン交換樹脂①
イオン交換樹脂はその名の通り重いイオンと軽いイオンを交換、例えばカルシウムをナトリウムと交換してカルシウムを吸着、ナトリウムを放出というような働きをします。
浄水器のフィルターの場合は実際には吸着材として使用されるケースが多く、樹脂表面にイオン系の物質を吸着します。活性炭や中空糸膜で除去できない小さな物質を除去出来ます、除去できる不純物のサイズは逆浸透膜に近いものがあります。
ただ根本的に違うのは逆浸透膜が不純物を廃棄水として外部に捨てるのに対し、イオン交換樹脂は樹脂(ビーズ状の小さな球)表面への吸着ですから、表面が一杯になると、もう除去性能はありません。
つまり高性能を維持できる期間は非常に短い、そうでなければ大容量のイオン交換樹脂が必要です。高性能を謳った商品にはおそらくイオン交換樹脂を混ぜた活性炭を使用していると推測される浄水器が多く有るようです。初期性能は高いもののその効果は急速に低下する商品です。
投稿者 aqua : 2008年12月07日 16:51