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2010年07月19日

浄水場で使われている逆浸透膜浄水器②

福岡の浄水場、海水淡水化に使用されている逆浸透膜浄水器ですが、海水にはホウ素が多く含まれています。実はこのホウ素、逆浸透膜浄水器では分離除去しにくい物質なのです。以前、水に溶けた金属系の物質は電荷を持ち、その電荷の引力を利用して水中から不純物を排除してゆくのが逆浸透膜の分離メカニズムで有ることをお話しました。

ところがホウ素は水に溶けても電荷を持ちにくく、水分子が取り付けません、結果ホウ素の除去率は50%程度まで低下してしまうのです。一般的な地下水であれば非常に沿岸部に近い場合や火山性地域の地下水で無い限りホウ素は検出されないので問題とならないのですが....

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2010年07月19日 09:46