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2011年03月30日

放射性物質と浄水器②

先週、水道水から放射性物質が検出されて以降、お問い合せの電話が鳴りやまない状態でしたが、月曜日になって少し落ち着いてきたようです。

放射性ヨウ素、放射性セシウムについての除去データが無い以上、明確なお答えが出来ないと言うのが私どもスタンスですが理論的には通常のヨウ素、セシウムに近い除去率が推定される訳です。

今回の件で米国の弊社技術アドバイザーから米国の公的機関EPA(United States Environmental Protection Agency)へ電話による問い合わせをして頂きました。

EPAによると「放射性ヨウ素、放射性セシウムにつての除去性能データは世界中どこにも無いはず、その理由の一つとしてとしては放射性物質には半減期があり、浄水の放射性物質の低下が浄水機能によるものか、半減期によるものか、それを区別する方法が無く、検査方法が確立していない。」

「但し水中に溶解した放射性物質に対して対応出来る浄水器方式は逆浸透膜式もしくはイオン交換となる。」

以上の見解についてEPA記事です。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 08:35 | コメント (0)

2011年03月18日

放射性物質と浄水器

福島原発問題の不安から「逆浸透膜浄水器で放射性物質は除去できるのか?」とのご質問を多く頂いています。

放射性物質は放射線を発生しながら自己崩壊して安定した状態になろうとします、放射性物質が体内に入ると身体の内部から長時間被爆し続ける事になります。

さてこの放射性物質ですが基本的には金属が水に溶解している状態なので他の金属類と同様95%位の除去率が期待出来るのかと思えそうですが、米国カリフォルニア州で行われた逆浸透膜浄水器のデータシートには放射性物質ラジウム226/228の除去性能試験結果があります。

この試験結果によれば逆浸透膜浄水器でのラジウム226/228の除去率は80%となっています。他の金属類から比較すると15%程低い値です。

逆浸透膜の除去メカニズムは不純物に対して水分子が取り付き、取り囲む事によって不純物+水分子(1~数個)で不純物の構成半径を大きくする事で水分子との大きさを変えて分離していますが、放射性物質は他のイオン性物質と異なり、水中でも安定状態では無いため水分子の取り付き状態にバラツキがでる分、除去率が下がるのではないかと思われます。

ヨウ素、セシウムについてはより水に溶解しやすい物質なので逆浸透膜の分離除去メカニズムからは相性の良い、除去しやすい物質と言えます。

普通のヨウ素、セシウムについては98%以上の除去率とのデータがありますが放射性ヨウ素、放射性セシウムについての試験データは見つかりません。水道水に放射性物質が混入することを想定していないので検査方法についても確立していない様です。

放射性ヨウ素、放射性セシウムについては通常のヨウ素イオン、セシウムイオンに化学関連の方のご意見を総合すると放射性による除去率の低下を踏まえても95%程度の高率除去が推定されます。

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投稿者 aqua : 08:59 | コメント (0)

2011年03月12日

地震による地下水の濁りについて

大変な地震です、関東地域にしか住んだことの無い私は46年生きてきて初めての揺れ方でした、一夜明けて被災中心地の甚大な被害を目にすると一刻も早い人命の救出とライフラインの復旧を祈るばかりです。

千葉市でも立ってバランスを保つのが大変な程の揺れ方でした、お客様のお宅で浄水器の取付工事をしていた私は、お客様に「外に出た方がよさそうです」と声を掛け、一緒にお庭へ避難しました。

その後、井戸水で浄水器をお使いのお客様から何件もお電話がありました、「地震で井戸水が濁っているが浄水器は大丈夫だろうか?」と。地盤が激しく揺れたため地下水も泥などが混じり濁りが出ている様です。

原水がどんな状況でも短期的には逆浸透膜浄水器は何ら問題なく純水を造ります、ですが泥などがプレフィルターを詰まらせると、水の疎通が悪くなり、造水速度の低下などが起こる場合があります。

原水が濁っても、とりあえずは安全な純水が出来ていますので安心して浄水器をご利用下さい、その後、水の貯まりが遅くなるようでしたらフィルター交換の必要がありますのでお声掛け下さい。

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投稿者 aqua : 10:00 | コメント (0)

2011年03月03日

浄水器 設置事例:孔空け不可の場合の蛇口設置②

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全く孔空け加工をしないでアンダーシンクタイプの逆浸透膜浄水器を設置する場合シンク下へ配置した浄水器からシンクトップへ繋ぐ配管チューブは2本になります。

1本は前回の浄水蛇口への配管チューブ、もう1本は浄水器からでる排水を捨てる配管チューブです。どちらも直径6mmほどのストローサイズのポリプロピレン製チューブで柔軟性と適度な硬さがあり、指で押したくらいでは簡単に潰れません。

木造住宅などで使われるシンク排水がビニールの蛇腹管などで立ち上がり配管へ挿入してある場合は蛇腹管と立ち上がり管の隙間に排水チューブを差し込めるので、シンクトップへ持ち上げる配管は1本だけとなります。

写真は配管を出す部分の扉そのものを取り外しています、扉のスライド丁番ごと外すと元に戻すのに手間取りますので扉と丁番を止め付けているビスを外して扉を外します。

後は外した扉部分にカーテン状の飾りを付けて内部を見えない様にします。

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投稿者 aqua : 09:19 | コメント (0)

2011年03月02日

浄水器 設置事例:孔空け不可の場合の蛇口設置①

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賃貸住宅の場合、キッチンのシンクトップへ孔空け加工してしまうと現状復旧が簡単に出来なくなりますので、浄水器の蛇口設置に孔空けを必要とするアンダーシンクタイプの逆浸透膜浄水器は設置が難しくなります。

多くの方は孔空けが不要なカウンタートップタイプの浄水器を選択されますが、お炊事への使い勝手を考えると、どうしてもアンダーシンクタイプの浄水器がご希望という方もいらっしゃいます。写真は孔空けをしないで浄水器の蛇口を設置した例です。

シンクトップ奥の立ち上がり壁に合板を強力両面テープで貼り付けます、そこへブラケットをビス止めし、ブラケットへ浄水蛇口を設置します。

シンク下の浄水器から浄水蛇口へ配管チューブを接続しなければなりませんので、この配管チューブは流し台の扉を少し開けた状態にして、その隙間からシンクトップへ持ち上げるか、思い切って扉一枚を外してしまいます。

シンク下が丸見えで見栄えが悪い場合は小さなカーテンの様なモノを吊ると良いでしょう。

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投稿者 aqua : 09:04 | コメント (0)