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2011年05月13日
逆浸透膜はフィルムテック?
「逆浸透膜フィルターはフィルムテック社のフィルターですか?」
最近とても多い質問です、アクアカルテックオリジナルのアンダーシンクタイプ浄水器は米国フィルムテック社の逆浸透膜フィルターを採用しています。
弊社でフィルムテック社の逆浸透膜フィルターを採用しているのは製品の信頼性が高い事が理由です、メーカーによりフィルターの加工技術に差があり、他社のフィルターは除去率が低い様な話も聞きますが、他のオスモニクス社やCSM社などのフィルターが除去率などで劣っているとは考えていません。
フィルムテック社のデータシートには除去率95%±3%とあります。また信頼性の高いフィルムテック社のフィルターにしても100%エラーが無いと言うこともありえません。
逆浸透膜浄水器は通常の浄水器と異なり、非常に多くの部品で構成されていますから、除去率が下がってしまう原因も逆浸透膜フィルター、フィルターハウジング、オートシャットオフバルブなどいくつもの要因が考えられます。
ですから、除去率が95%以上出ていること、水漏れが無い、電動ポンプの異音など異常が無いことを出荷前に一台一台確認する事が非常に大事なのです。弊社がフィルムテック社の逆浸透膜フィルターを採用しているのはエラーリスクを減らすための選択の一つに過ぎません。
アクアカルテック
2011年05月02日
浄水器のフィルターに放射性物質が蓄積されませんか?
「浄水器のフィルターに放射性物質が蓄積されませんか?」とご心配されるお客様からご質問を頂きました。これはインターネットの記事の中に放射性物質を除去できる浄水器は内部に放射性物質を溜め込んでしまう危険があると紹介されていたのをご覧になられての様です。
確かにイオン交換樹脂などで放射性物質を吸着すれば、その様な危険性についても配慮しなければならないのかも知れませんが、逆浸透膜浄水器の場合は分離膜ですので、スポンジ状のフィルターがゴミを引っかけて貯めて行く様な仕組みとは異なります。
原水から30~35%位の水分子を分離膜から通過させて浄水を造り、残りの放射性物質等、不純物を含んだ水は排水として連続的に浄水器の外へ排出、下水管へ流してしまいます。
逆浸透膜浄水器はフィルターへ放射性物質を貯める事はありません。
例えば粒子の大きな放射性物質が水道水中に存在するとしたら逆浸透膜手前に配置されているゴミ取りフィルターや活性炭フィルターに蓄積される恐れがありますが、大きな粒子の不純物は浄水場での擬集沈殿や活性炭濾過で取り除かれ、水道管まで流出する可能性は極めて低いでしょう。
浄水場から流出して問題となっているのは水に溶けてイオンの状態になって存在している放射性物質です。これは単原子と同様の大きさですから自然界で一番小さな状態の物質となり、活性炭や精密濾過膜など通常の浄水器のフィルターは通過してしまいます。
逆浸透膜浄水器でもプレフィルターは通過してしまい、逆浸透膜で分離され、排水として浄水器の外へ捨てられて行きます。
アクアカルテック