« 逆浸透膜の浄水器なら何処も同じ? | メイン | 浄水器 設置事例:ACRT-550MPS 横浜市 I様宅 »
2011年08月26日
放射性物質の除去
放射性物質にも色々な種類が有るわけですが、現状大量に放出された放射性ヨウ素と放射性セシウムの内、放射性ヨウ素は半減期が8日と非常に短く、飛散した放射性ヨウ素も殆ど無くなっている勘定ですから、今気を付けるべき放射性物質としてはセシウムとなります。
お客様から頂くご質問にはストロンチウム、ウラン、テルルなどの除去は出来るのか?と言ったご質問があります。これらの物質について、浄水器の除去性能データは世界中に存在しないと思われます。
除去できるのか?とのご質問の答えは「除去できない理由が無いと思います」となりますか、逆浸透膜浄水機の除去メカニズムは物質が水に溶ける事を利用しています。
物質が水に溶けるとは水分子と水和して(水分子がくっついて)、沈殿する事無く水中に留まる事です。
これは物質が溶けて自然界での最小の状態、イオンとなると大きさは原子1個と同様で、+か-の電荷を持ちます。
この電荷に水分子が吸い付きます、逆浸透膜は物質に水分子が取り付く事により分離して行きます。浄水場では擬集沈殿を行い、活性炭処理をしていますので、水道水に放射性物質が残留するとすれば、完全に水に溶けてイオンの状態で存在する放射性物質です。
水に溶けてイオンの状態となる物質が対象であれば逆浸透膜浄水器に取っては除去しやすい物質となります。イオンが放射性物質であっても水中での振る舞いや水分子の水和する性質は変わりませんから「除去できない理由が無いと思います」となります。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2011年08月26日 17:26