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2011年10月28日

放射性物質とTDS値の関係

逆浸透膜浄水器の放射性物質についての除去試験データは半減期の非常に長いラジウムを除くと公式なデータは見あたりません。弊社含め、逆浸透膜浄水器メーカーが今回の原発事故で汚染された水、水道水などで除去性能試験を行った結果は、全て検出限界以下と理論値を裏付ける結果となっています。

ここで放射性物質も水道管まで流出している物質はイオンとなって水に溶解していますので、当然一般的な不純物と同様、+又は-の電荷を持ちます。電荷を持つイオンは電気を運ぶ仲立ちをしますので、逆浸透膜浄水器の除去能力を計測するTDSメーターにもカウントされます。

(TDSメーターは溶液に浸けた電極間を流れる電流量をppmに換算して表示します)

例えば原水の水道水のTDS値が100ppmと表示されれば、現在も原発から放射性物質の塵が放出されている状況下では数ppmなのか、それ以下なのか放射性物質も含まれていると考えられます。

浄水器通過後のTDS値は5ppm位まで低下します、逆から話すとTDS値を下げられない浄水器は水に溶けてイオン化した放射性物質を除去する事が出来ないと考えられる訳です。

投稿者 aqua : 2011年10月28日 08:45