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2011年11月03日

逆浸透膜浄水器の分離メカニズム①

membrane_hydrogen001.jpg
逆浸透膜浄水器に使用されている逆浸透膜、その微細孔の大きさが実は水分子よりも大きな孔であり、メッシュ状ではなく、トンネル状の孔であるはず、と以前にもご説明しましたが、それをイラストで視覚的に表現してみました。

黄色の層は逆浸透膜を表し、青色の球体に2つの小さな赤色の球体がで構成されているのが水分子を表しています。

実際のスケールではもっと長いトンネルになると思います。逆浸透膜の下の部分は水分子と不純物が混在している水道水などの原水を表しています。

この原水へ圧力を掛けると原水は上に向かって逆浸透膜に浸透して行きます。水分子が孔に入り込むと分子間力でトンネル孔の内壁に引き寄せられ、その水分子の厚みによりトンネル孔は実際より狭くなります。

また原水に存在する不純物イオンには必ず水分子が電気的な力で吸い付き(水和)存在しています。水分子が廻りを取り囲む事で不純物イオンの大きさを実際の大きさより大きくしています。

極性を持ち互いが引き合い、不純物イオンに吸着する水分子の性質により、逆浸透膜の孔を小さくする、不純物イオンは逆に大きくする、この様な動きが逆浸透膜で起こっていると考えられていますが、これだけではなく、もっと様々な現象が複雑に影響しあっていると言われています。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2011年11月03日 17:13