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2011年11月11日

放射線の実態

放射線を発する物質を放射性物質、放射線を発する能力や放射性物質そのものを表す意味で放射能という言葉が使われます。

放射線は大きく分けて4種類ありまして、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、中性子線とあります。

α線はヘリウム原子核(陽子2個+中性子2個)が飛んできます、質量の大きな粒子ですから人体の細胞に当たれば被害は甚大です。ただ粒子が大きいので紙1枚でも遮蔽できるとされていますから、外部被爆の影響は小さく、問題となるのは呼吸などでプルトニウムを吸い込んだ時に肺に留まり、肺細胞が攻撃される内部被爆が問題となります。

β線は電子が飛んできます、電子は陽子や中性子に比較すると1800分の1位の質量ですから、比較的、軽量な粒子ですが、実態のある粒子ですので傾向としてはα線に近いそうです。数ミリのアルミ板で遮蔽可能です。

中性子線は中性子粒子が飛んできますので質量も大きくα線に近い様です、中性子爆弾という兵器がありますが建物は壊さずコンクリートなどを透過した中性子粒子によって生物だけを破壊する兵器です。中性子は実態のある粒子ですが電荷を持たないため、放射線中、最大の透過力を持っています。

これらの放射線と異なり、γ線は実態の粒子がありません、エネルギーだけの電磁波です。電磁波は光子(コウシ)という粒子で構成されていると予想されていますが光子の実態はまだ確認されていません。

電磁波となるとラジオ、TVの電波、光、可視光線、なども同じカテゴリーになりそうですが、その通りです。

放射線と電波、可視光線の違いは振動周波数の違いでしかありません。放射線は振動周波数が大きく=大きなエネルギーを持ち、電波は振動周波数が小さく=エネルギーが小さいという違いです。

可視光線の中でも赤色はエネルギーが小さく、紫色はエネルギーが大きくなります。紫外線の先へエネルギーの大きな電磁波を追ってゆくとX線、さらに放射線のγ線領域となります。

紫外線を過度に浴びてはいけないというのは紫外線の振動周波数が大きくエネルギーが大きいからです。エネルギーが大きくなるほど、透過力も強くなり人体への影響も大きくなります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2011年11月11日 19:38