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2011年12月05日
放射性物質と言っても色々あるので...
お客様からお問い合せの電話で、「アクアカルテックは何故、他の逆浸透膜浄水器メーカーの様に放射性物質除去を前面に宣伝しないのですか? 逆にその落ち着いた感じが信頼できるような気もしますが...」
このお客様の感想は直感的に本質を捕らえていらっしゃる様に思います。善意の情報発信と宣伝として、つまり利益を得るための情報発信の差を読み取っているのではないでしょうか。
弊社で放射性物質除去を大きく宣伝しないのは、それについてのデータが少ないということです。
原発事故初期のヨウ素、セシウムについては推定値と弊社を含め、逆浸透膜浄水器メーカーが行った、フィールドテストの結果に乖離が無く、逆浸透膜式の浄水器で除去出来ると判断しています。
例えばデータの少ないストロンチウムなどについても水に溶けてイオンとなる物質ですので、同様に高い除去率が推定できるのですが、放射性物質と一括りにしてしまうと、中にはテルル、プルトニウムなど多くの種類があり、その中には水に溶解した時の物性が、一般的なイオンと異なる性質を示す放射性物質もあるかもしれません。
逆浸透膜式の浄水器が放射性物質に対して非常に有効な浄水器である事には確信を持っておりますが、浄水器メーカーとして放射性物質全般に対してオールマイティに効果を持つような表現をするには、まだまだデータが少ないと考えています。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2011年12月05日 08:58