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2012年01月12日

ストロンチウムの除去について

「ストロンチウムは水分子より小さいから逆浸透膜式の浄水器でも除去できない。」という情報がメディアに流れ、ご心配されているユーザー様がいらっしゃいました。

結論から申し上げると、ストロンチウムの除去も他の金属イオン同様、逆浸透膜浄水器で除去することが出来ます。

そもそも水分子の大きさと比較してという話は逆浸透膜浄水器の性能の高さを分かり易い様に表現しただけであって、逆浸透膜の分離メカニズムは単にフィルター口径の問題だけではありません。

水に溶けてイオンとなった物質は原子単体と同様の極小状態となります、その大きさについては、かなりの種類の物質が逆に水分子より小さいのではと思います(原子半径のとらえ方は数種類ありイオン状態の原子半径も電子軌道の増減により変動すると思います、不勉強ですみません)。

昨年末、弊社サイトの閲覧者の方から貴重な情報提供を頂きました、米国で20年以上前に低濃度放射性物質が混入した水を逆浸透膜で浄水実験したレポートが存在し、その中にストロチウムの除去データも含まれているとの事です。

家庭用浄水器に比較すると逆浸透膜の容量や加圧条件は異なりますが基本的な浄水メカニズムは変わりません、このデータでストロンチウムに対して95%以上の除去率ですから、家庭用の逆浸透膜浄水器でも同様の除去性能を裏付ける資料と考えて良いと思います。

専門的な英文ですので翻訳ソフトで和訳するのは少ししんどいのですけどご興味のある方は以下PDFをご覧下さい。
米国エネルギー省のホームページです。

貴重な情報提供を頂きまして本当に有り難うございました、改めて御礼申し上げます。今後とも正しい情報発信の出来る企業となれる様、努力して参ります。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2012年01月12日 08:49