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2012年03月09日

トリチウムは逆浸透膜浄水器でも除去できない?

トリチウムは三重水素の事でして、通常の水素原子の原子核が陽子1個で構成されているのに対し、トリチウムの原子核は陽子1個、中性子2個で構成されています。

半減期約12年、β崩壊により電子を放射線として発します。

正常な原子炉からも日々放出されている物質だそうです。

自然界では水分子の形態をとるため、逆浸透膜浄水器、蒸留、イオン交換等いかなる浄水方式でも分離は不可能だと思われます、非常にやっかいな放射性物質です。

但し、放射線のエネルギーが非常に小さいので透過力が殆ど無いのが救いですが、水分子だけに人体の至る所へ入り込む余地が有り、あまり楽観してはいけないのかもしれません。

もう一つの見方として、他の放射性物質の様に水に異物が溶けるのでは無く、水そのものですから、拡散速度は恐らくとても速く、一定点で高濃度の汚染に曝される事は無いのではと考えます。

トリチウムの情報は殆ど耳にしませんが、震災直後や現状の検出量の推移のデータがあれば見てみたいです。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2012年03月09日 17:38