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2012年09月27日
逆浸透膜浄水器には何本ものフィルターが③
逆浸透膜式の浄水器で逆浸透膜フィルターの後処理フィルターとして活性炭フィルターが装備されています、これをポストカーボンフィルターを呼んでいます。
逆浸透膜通過後の水は純水となっていますから、そのままでも良いのではと考えてしまいます、純水に活性炭を通せばせっかくの純水へ微量ですが不純物を溶かす事になります。
工業用などで浄水器を使用する場合は最後の活性炭フィルターを使用せずに逆浸透膜後のそのままの純水を使用する場合が多いのですが、ドリンク用の場合は必ずポストカーボンフィルターを装備します。
純水を活性炭へ通すと確かにまろやかで飲みやすくなりますし、純水の特徴である、甘み(実際に甘い訳ではなく、水道水の様に塩気を感じさせる成分が全く無くなる為、甘く感じる)がより、強く感じることが出来ます。
実際に逆浸透膜直後とポストカーボンフィルター通過後の浄水で電気抵抗を比較しても、通水初期はともかく、1週間も使用した後ではppm数値に差は出ませんからカーボンが溶出しているいう感じでもありません。
逆浸透膜を通過する二酸化炭素などの気体成分に対して中和作用(酸性から中性へ)などにより水が美味しくなると考えられています。
後処理フィルターのポストカーボンフィルターは逆浸透膜が劣化して交換するときに同時に交換します、これは逆浸透膜の除去率が下がっているときはポストカーボンフィルターも不純物によりダメージを受けていると考えられるからです。
また逆浸透膜の除去率低下が無い状態で、浄水器を導入した当初より味覚的に悪くなった様に感じるときはポストカーボンフィルターを交換する事で初期状態の味覚に戻ります。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2012年09月27日 18:45