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2013年05月31日
浄水器 設置事例:LC600HP/SE 東京都中央区 N社様
N社様は少し変わった用途で逆浸透膜式の浄水器を導入されました。
東京のど真ん中のこの地域で井戸を備えている建物は非常に少ないのですが、非常時に備えて井戸を存続されたいのがお客様のご意向です。
ところがこの井戸水、薄いコーヒーの様な色がついています、TDSメーターで計測すると1145ppmと非常に高い不純物濃度、通常の井戸水、水道水の約10倍を超える不純物量です。ここまで濃い水ですと浄水器のフィルターがどの位持つのか予測がつきません。
但し、通常時の使用量は非常に少ない事、実際の運用を始めてみてからフィルターの交換周期などを検討して行く事など、お客様のご理解を頂いた上での導入となりました。
今までもこの井戸水を利用する為に、擬集沈殿装置、イオン交換、次亜塩素注入など様々な水質改良装置をお使いでしたが、効果は思わしくなく、それらの装置を廃棄した上で逆浸透膜浄水器だけのシンプルなシステムに組み直された訳です。
浄水器、フィルターの耐久性に不安は残りますが、逆浸透膜式の浄水器であれば、この様な水質の井戸に対しても確実に一定の効果を出すことが出来ます。原水1145ppmから浄水で100ppm以下まで浄水器で不純物濃度を落とす事が出来ました、この時点で色、臭気などは感じられない透明な水になっています、不純物濃度で言えば東京都の水道水に近い数値です。
この浄水を貯水槽に貯めて建物の各階へ給水出来る様にしてあるのですが、浄水器で浄水したとは言え、100ppmの不純物が残留した水をそのまま飲料用にするには抵抗があります、そこで各階の給水場所に家庭用サイズの浄水器ACRT-550MPSを設置して、ここで更に95%除去を行い、安全で美味しい純水となります。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2013年05月31日 15:40