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2013年12月06日
浄水器 設置事例:COWAY-06DL 厚木市 F社様
熱湯/冷水が使用出来る浄水器と言えば、COWAY-マッハという機種が有ったのですが、現在では生産終了となり、COWAY-06DLが後継浄水器となります。
マッハに比べるとコンパクトでデザインも洗練されていますが、電動増圧ポンプが装備されていないのですよね、つまり水道の水圧が低い地域では使用出来ない場合もありえます。
水道の水圧が3kg/平方cm以上である事を前提に浄水器が作られていますので、それより低い水圧の地域では水の貯まる速度が遅くなりますし、浄水と排水のバランスが悪くなると除去率にも影響してきます。
今回、F社様にも事前にCOWAY-ネオスのデモ用浄水器を1週間程使用して頂いて、造水速度、除去率などを確認してから、浄水器導入の運びとなりました。
COWAY-06DLの納品設置にお伺いして、水圧測定をすると約3.5kgと丁度良い水圧です。もともと給茶器用に使用していた単水栓がありましたので、そこから浄水器へ給水を繋がせて頂きました、排水チューブはシンク側面へ吸盤で固定。
シンクトップの凹みへ浄水器を直接置くとシンクトップ周囲の水返し部分に、受け皿が当たってしまいますので、集成材の板を浄水器の下へ敷いています。
アクアカルテック
2013年12月03日
浄水器の純水で髪をリンス~その後
お客様のお薦めで浄水器の純水で洗髪後に髪をリンスして3週間が立ちました。現在までの結果は良好です。
11月に入ると大気も乾燥していますので、去年と同様なら私の頭皮は結構大変な事になっているはずです。昨年、頭皮は全く痒く無いのですが、フケが落ちている事に気づき、鏡で髪の奥の地肌を確認してビックリしてしまいました、地肌がガサガサなんです。
シャンプーリンスを変えたり、ベビーオイルでのマッサージ、薬用のフケ取りシャンプーを等、色々試してみましたが改善しません。薬用のフケ取りシャンプーは殺菌剤なので、菌類が原因の場合のみ有効な様です。
昨年は最終的に尿素系の保湿剤を洗髪後に地肌へ塗って何とか回復しました。
お風呂に入る前に浄水器の純水を洗面器へ汲んで、電子ポット(中身は浄水器の純水です)お湯でぬるま湯にしてお風呂場へ持ち込んでから入浴しています。朝もボサボサになった髪を同じように純水で濡らしてからドライヤーを使用しています。尿素系の保湿剤も併用しています。純水のぬるま湯を運ぶのに手間は掛かりますが、おかげで今年の冬は浄水器の純水リンスで乗り切れそうです。
純水の洗顔もお勧めです。
2013年12月02日
逆浸透膜フィルターの交換
逆浸透膜式の浄水器は一般的な浄水器と異なり、除去率を確認する事が出来ます、年に1回の浄水器メンテナンスで逆浸透膜フィルターを保護するプレフィルターを交換しながら、浄水器の除去率を確認します。
プレフィルターを交換しても、除去率が改善する事はありません。浄水器の除去率は逆浸透膜フィルターで全て決まってしまいます、これは除去率の指標となる水の電気抵抗を変化させる為にはイオン化した極小物質を取り除かなければなりません。
プレフィルターの5ミクロン、1ミクロンや活性炭フィルターではイオンサイズの不純物は殆ど素通りの状態です。それでもプレフィルターの役割は非常に重要です、大きなサイズの不純物がそのまま逆浸透膜へ到達すれば膜表面を覆い目詰まりの原因となります。
プレフィルターの活性炭が劣化して水道水の塩素を除去出来なくなれば、逆浸透膜を構成するポリアミド樹脂を溶かし除去率が下がってしまいます。
毎年、浄水器のプレフィルターを交換して逆浸透膜の劣化を防ぐ様にメンテナンスを重ねて行くのですが、それでも膜の目詰まりや溶解は少しずつ進んで行きます。浄水器の使用開始時の除去率95%からスタートして90%に近づいてきたら交換時期と考えています。
通常は4~5年で逆浸透膜の交換となりますが、原水の水質、使用量などお客様によって浄水器の運転状況が異なりますので一概には交換時期を設定する事が出来ません、浄水器の除去率/造水速度から逆浸透膜交換の要不要を決める事になります。
井戸水はやはり交換時期を予想しづらくなります、地域、井戸の深さによって、不純物量や含まれる物質が異なり、逆浸透膜の交換時期がお客様に依って大きく異なります。
逆浸透膜を目詰まりさせにくい水質の場合は5年以上使える場合もありますし、10件に1件位の割合で2年持たない場合もあります。
写真のお客様は井戸水で8年間、逆浸透膜の交換をしていません、除去率は良好ですが、設置当初から比べると造水速度が30%以上落ちています、そのまま使えない事は無いのですが、8年使用している事もあり、今回は逆浸透膜の交換をさせて頂きました。
今回のお客様の様に井戸水で遊離残留塩素が無い=膜の溶解劣化が少ない、目詰まりをさせる種類の不純物が少ないなどの条件が整っていると逆浸透膜フィルターは非常に長持ちします。
アクアカルテック