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2014年02月19日
純水はモノを溶かす力が強い?
「純水はモノを溶かす力が強いと聞きました、水筒や保存容器などの材質が水に溶けて混ざらないか心配です、どんな材質の容器が良いでしょう?」
とご心配されているお客様がいらっしゃいました。
純水と言っても、不純物の無い、水分子の集合体、「水」でしかありませんから、水に溶けないモノは純水でも溶ける事はありません。水の純度が高くなろうとも純水が特別な力を持って、通常の水では溶けないモノを溶かす力を持ったりする事はないのでご安心下さい。
「モノを溶かす力が強くなる」は「より多くのモノを溶かす事が出来る」と考えてください。
水道水や一般的な浄水器を通した水は100ppm前後の不純物イオンを含んでいます、モノが水に溶けるということは水に溶けたイオンが水分子と電気的な力で結合(水和)して水中に存在する状態です。
この状態になると水に溶けたモノは浮かぶ事も、沈殿する事も無く、水分子の間に取り込まれています、この水分子に取り込める量には限りがあります。塩を水に溶かして行くと一定量以上は溶けずに水の底に残ってしまうのと同じです。
逆浸透膜浄水器の純水は不純物を含んでいない分、一般的水より、より多くのモノを溶かす事が出来ます、これが「純水はモノを溶かす力が強い」の意味です。
純水でスープを作ったり、出汁を引いたりすれば、水道水や一般的な浄水器の水よりも、より多くの成分を溶かす事が出来ます、これがラーメン屋さんや日本料理店の方が逆浸透膜式の浄水器をご利用になる理由です。
上の画像はイラストレータで描いてみたACRT-550MPSです。
アクアカルテック