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2014年05月01日
浄水器のフィルター交換周期について
アクアカルテックの殆どの浄水器では年に1回のプレフィルターの交換をお勧めしています。
アンダーシンクタイプ浄水器のACRT-550MPSやACRA-545Pなどは容量の大きなプレフィルターが装備されていますので、1年間使用し続けてもプレフィルターの劣化から逆浸透膜フィルターへ悪影響を与える事はまず有りません。
アクアカルテック13年の経験の中で、相当に汚れの酷い井戸水で使用した場合でも汚れでプレフィルターが目詰まりを起こして浄水器が水を造れなくなる様な事は、本当に1~2件のレアケースです。
水道水で使用した場合なら、例えば3年間位、5ミクロン/1ミクロンのプレフィルターを使い続けたとしても目詰まりを起こす事はないでしょう。但し、水道水には消毒用の塩素が含まれていますので、プレフィルターの中の活性炭フィルターが塩素を処理出来なくなると逆浸透膜を構成するポリアミド樹脂を溶かして膜を劣化させ浄水器の除去率を低下させてしまいます。
水道水で逆浸透膜浄水器を使用する場合は塩素処理がプレフィルターの重要な役目となります。アクアカルテックのアンダーシンクタイプ浄水器には繊維状活性炭フィルターを使用していまして、机上の計算では毎日20リットルの浄水を使用したとしても3年以上塩素処理が出来る容量をもっています。ただ、水道水には様々な不純物が含まれていて、不純物に依って活性炭が汚れれば、その分、活性炭の能力が損なわれる事を考えると、1年に一度、早めにプレフィルターを交換してゆく事をお勧めしています。
以上から考えると1年に一度のプレフィルター交換では逆に早すぎるとお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。逆浸透膜式の浄水器は一般的な浄水器と異なり浄水装置の体裁ですので部品点数も非常に多くなっています。
単にフィルターを交換するだけでは無く、年に一度、浄水システム全体を点検し調整して行く事が逆浸透膜浄水器を長くお使い頂くために重要な事だと考えています。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2014年05月01日 17:15