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2014年05月10日

業務用浄水器のフィルター交換

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東京都のN社様ではビルの地下に井戸水を汲み上げる施設が整備されています、東京の中心地であるこの場所で井戸を持っているビルというのは非常に珍しいのですが、N社様ではこの井戸水を飲用にするのが目標で、せめて非常時だけでも飲用に使える様にされたいというのがご希望です。

いままで様々な方式の浄水設備を入れて試してきたのですが、とても飲用に使えるレベルならなかったとご担当者様のお話です。

写真は1年後の定期交換で浄水器から取り外したプレフィルターです。
上から1番目の5ミクロンフィルター、2番目の活性炭フィルター、3番目の1ミクロンフィルター、5ミクロンのフィルターはもう真っ黒という表現しかありません、元は白いフィルターですから。
1ミクロンのフィルターはあまり汚れていませんから汚れの成分としては粒子の大きなものなのでしょう。業務用浄水器のLC600HP/SEですから、家庭用浄水器の倍の長さ(約50cm)のプレフィルターを使用しています。

現地下見にお伺いしたときに井戸水の汚れ具合を見ると一見してコーヒーの様な、しっかりと色が付いた水です、逆浸透膜浄水器でもここまで汚れた水を通すのは厳しいし、短期間ならともかく、フィルターなどがどの位持つか予測がつかないと正直にお話したのですが、とにかく浄水器を導入して試してみたいとのご希望でした。

浄水器の定期メンテナンスは通常、年に1回で行いますが「もし途中で浄水器に異常をお感じになったら直ぐに声を掛けて下さい。」とお伝えして1年が経った訳です。
主に非常時用としてお考えなので、現在の使用量は50~60リットル/日程度だと思いますが、この汚れ具合、本当に厳しい条件です。災害時の短期間なら200~300リットル/日の使用量でも耐えられると思いますが。

それでもお客様は「今までどんなことをしても飲めるような状態にならなかった井戸水が透明に、飲めるようになっただけでも大変な事ですよ。」と逆浸透膜浄水器の出した結果には大変ご満足頂けている様です。

アクアカルテック

投稿者 aqua : 2014年05月10日 09:58