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2014年06月18日
浄水器で砒素を除去したい
逆浸透膜浄水器でも除去できない物質もあります、殆どの物質は95%位の高率で除去する事が出来るのですが、例えばホウ素、ものもらいになった時に目を洗ったりする薬剤ですが、除去率は50%位まで下がってしまします。
フッ素及びその化合物、これは原水のpHにより除去率が変動しますが概ね90%前後となります。
そして砒素及びその化合物、砒素については逆浸透膜式の浄水器で95%以上除去する事が出来ます、また地下水で検出される砒素は殆どの場合問題なく浄水出来るのですが、稀に亜ヒ酸という砒素の化合物が検出される井戸があります。
この亜ヒ酸はホウ素同様、逆浸透膜浄水器でも除去が非常に難しい物質となります。地下水で「砒素及びその化合物」が検出された場合は、それが砒素だけなのか、亜ヒ酸が含まれているのかを見極める必要があります。
検査機関でも判別する事が出来るのだと思いますが、逆浸透膜浄水器で除去できるのかどうか、を実際に試してしまうのが確実です。アクアカルテックでは浄水器のデモ機をお貸し出ししておりますので、除去性能について不安がある場合は事前にフィールドテストを行って確認される事をお勧めしています。
一般的な砒素は五価の砒素、亜ヒ酸は三価の砒素とも呼ばれます、亜ヒ酸は砒素よりも毒性が強く危険な物質です、逆浸透膜通過後に残留した亜ヒ酸に対してイオン交換樹脂フィルターを通して除去する事は可能ですが、イオン交換樹脂は逆浸透膜と異なり樹脂表面への吸着除去となりますので、浄水の安全性を維持するためには、こま目なフィルター交換を必要とします。
フィルター容量にもよりますが、逆浸透膜通過後の蒸発残留物濃度が5ppmなら1000㍑(1日に10㍑使用すると仮定すれば約3ヶ月)、10ppmなら500㍑(1日に10㍑使用すると仮定すれば約1ヶ月半)とフィルターの交換周期を実際の数値から設定する方法、または電気伝導度をTDSメーターでこま目に測定して数値が上がってきたら交換をする必要があります。
砒素、亜ヒ酸は毒性の高い物質ですから浄水器の対応についても慎重に行う必要があります。
アクアカルテック
投稿者 aqua : 2014年06月18日 17:06