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2014年09月29日
浄水器 設置事例:LC300HP/SE 茨城県 T様
純水をたくさん使用されたい、そんなご要望にお応えする、少し大きめの業務用浄水器LC300HP/SEの設置事例です、ラーメン屋さんや飲食店さんなどでのオーダーが多い浄水器ですが、今回は少し用途が違います。
地域の集会場でのご利用です、使用量から勘案すると当初は家庭用浄水器のACRT-550MPSをご提案していたのですが、集会場は毎日利用する訳ではないので、浄水器を使用する前に安全のため、タンクに貯まっている浄水を捨ててから新たに浄水された純水を使用する様にルール付けをしましょう、となったのですが。
逆浸透膜浄水器の場合、造水速度が遅いのが欠点となります、一旦浄水を捨ててしまうと10リットルの貯水タンクを満水にするまで、1時間15分位掛かります。
誰かが早出して浄水器の水を捨てておく作業をして頂ければ良いのですが、多数の方が使用する集会場の性質上、難しいのではとご意見が有り、業務用浄水器のLC300HP/SEを導入されました。
業務用浄水器の位置づけですが、LC300HP/SEの本体は家庭用の逆浸透膜浄水器とそれ程、大きさが変わりませんので写真の様に一般的な流し台の下に収まる大きさです。
業務用で使用する場合はもっと大きな貯水タンクをセットで使用するケースが殆どですが、今回は家庭用サイズの10リットルタンクとの組み合わせです。
LC300HP/SEなら10リットルの貯水タンクを約15分で満水にする事が出来ます。
アクアカルテック
2014年09月27日
浄水器 設置事例:ACRT-550MPS 八街市 M様
M様が新規にOPEN予定の喫茶店、業務用厨房への浄水器設置事例です。業務用厨房の流し台はシンクが深いので、シンク下は逆に高さが低くなります。
業務用厨房のシンク下ではACRT-550MPSの浄水器本体、貯水タンクとも高さ方向が足りないので立てて設置する事は出来ませんが、浄水器本体、貯水タンクを横置きにして設置する事は可能です。
今回は横置きではなく、隣の調理台の下へ浄水器本体、貯水タンクを設置させて頂きました、浄水器は横に寝かせても機能的には全く問題ありませんがシンク下の収納効率が下がりますので調理台の下へ浄水器を設置するのが正解だと思います。
紅茶やコーヒーの繊細な味を追求される方は当然に水に気を遣われます、山岳地帯の天然水など銘柄に拘るかたもいらっしゃいますが、日本の山岳地帯、=河川の源流域の水は基本的に不純物の少ない雪解け水の様な水ですから、純水に近い訳です。遠い場所から運んだり、探したりの労力を掛ける事も否定しませんが、どこでも好きなだけ純水を造れる逆浸透膜浄水器を是非ご検討ください。
逆浸透膜浄水器は結果を出せる浄水器です!
アクアカルテック
2014年09月24日
浄水器 設置事例:LC600HP/SE D社様(千葉市)
業務用浄水器LC600HP/SEの設置事例です、この浄水器はアクアカルテックの商品の中で一番容量の大きな浄水器となります。お客様の使用目的としては製造業のお客様で製品の原水、希釈水、あるいは仕上げ洗浄などで純水が必要な方からオーダーを頂く浄水器です。
今回は事務所で使う生活水として導入して頂きました。利用している地下水の検査をされた処、ヒ素が水道水質基準値を超えて検出されました、使用期間2年ほどの仮事務所との事でしたので、水道を敷くコストを掛けるよりはと、逆浸透膜浄水器をご購入されました。
水道を敷くには数百万円単位のコストが掛かりますから、使用期間が短い事も考え合わせると、非常にローコストで済むご選択だと思います。
井戸ポンプから浄水器へ、浄水器からの浄水を200リットル貯水槽へ貯めて配水ポンプで事務所へ給水されています。
アクアカルテック
2014年09月20日
水素水って?
弊社浄水器のユーザー様、複数の方から「水素水器を考えているのだけど、どうなのか?」とお問い合わせを頂いています。どうなのか、と言うのはお友達から勧められてとかが多い様ですが、WEB上では有名スポーツ選手を広告塔にした水素水の宣伝も目にしますし、水について気を遣っている方にとっては気になる商品なのでしょう。
結論から書いてしまうと、「水素水器はアルカリイオン整水器」と変わらないと思います、要は水を電気分解して水素が気体として発生した水には水素が溶存している、それを飲めば水素が体に取り込まれ体内の活性酸素と結びついて無害な水にするというのがふれ込みですが、機器としてはアルカリイオン整水器そのものの様に見えます。
アルカリイオン整水器は当初、アルカリ水を飲んで体をアルカリ性にしましょう、と売り出されましたが、人間のpHが酸性になったり変動する事が無い、と判ってしまい、雲行きが怪しくなってくると還元水器と名前を変え、それも陳腐化した為に水素水器となっているだけで商品自体は変わっている様に見えません。
ですからお客様には何ら新しい商品では無いと考えますが、安い商品で、かつ、アルカリイオン水をご所望なら宜しいのではないでしょうかと。
単純に考えて水素の気泡が含まれた水としても、消化器官を通して人体へ吸収させるのは至難でしょう、気体として呼吸器の肺からの吸収なら直接血液に入りますので、有りだと思いますが、それが都合よく活性酸素と結びついて、となるとファンタジーの世界だなと。
中にはプロトンを使ったという商品名もありました。水素原子は陽子1個、電子1個のみで構成されていますから、それから電子を奪われた水素イオンは陽子=プロトンそのものだから、なのでしょうね。
水素原子の大きさを関東一円とすると、陽子は直径1m位だそうです。これを考えると電子を離してしまった水素イオンはサイズが一気に小さくなってしまいそうですが、ご安心を電子が離れた電子軌道には他のイオンから電子を借りて共有状態になりますので陽子=プロトンが剥き出しになる事はありません。
2014年09月04日
浄水器 設置事例:ACRT-550MPS 八街市 I様
浄水器本体を配水管の裏側へ配置しています、厚みが14.5cmのミズピュアセレクトならではの配置ですね。
I様のお宅は井戸水をご利用されていますが、水質検査をした処、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が水道水質基準値を超えて検出されてしまいました。
硝酸性窒素やヒ素、マンガンなどは井戸水で検出されやすい代表的な有害物質となります。この様な水質に対して対応可能な浄水器となると逆浸透膜式の浄水器に限られてしまいます。
「外国製でヒ素が除去できると宣伝している浄水器があるよ!」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、ヒ素が検出された井戸水と話すと、100%対応してくれません。
何故でしょうかね、表示している除去性能データは偽りなのでしょうか、勝手な推測をすれば浄水器のフィルターに少量のイオン交換樹脂を添加していれば、使い始めの数十リットルはヒ素や放射性物質でも除去できると思います。
但し、イオン交換樹脂はビーズ状樹脂の表面への吸着ですので吸着量は多くありません、1リットルのイオン交換樹脂に対して3~4g程度の吸着が標準的だと思います。1リットルで3~4gですから浄水器のフィルターへ添加している量を考えると非常に短寿命ですが初期数値はいい結果が出ると思いますが。
逆浸透膜浄水器は分離膜で原水から35%位の水分子を抜き取って純水の浄水をつくります、不純物の残った65%の水は排水として浄水器外へ排出します、フィルターに不純物を溜め込まない仕組みなので高い除去性能が長期間維持できるのです。
アクアカルテック
2014年09月01日
再び、放射性物質は浄水器で除去できますか?
浄水器のメンテナンスでお客様を廻っていると、今でも「放射性物質は除去できるのですか...」と少し申し訳なさそうに聞かれる事があります。お客様が申し訳なさそうな表情をされるのは、「逆浸透膜浄水器でも放射性物質を除去するのは無理ですよね...」とお考えの場合です。
高性能な浄水器を求めて逆浸透膜式の浄水器をお求めになったのですが、社会一般のメディアが発信する情報としては「浄水器では放射性物質は除去できない」が通説になっていて、高性能な逆浸透膜浄水器でも...と自信がなくなってしまうのでしょう。
その様なお客様に出会うと私はハッキリと「放射性物質も除去できます。」と力強く断言しています。せっかく放射性物質を除去できる浄水器をお使いなのに、放射性物質に怯えているとしたら、それだけで何パーセントが健康を損なってしまいそうです。
細かい話になると放射性物質の除去に関してはデリケートな部分もあります、例えば放射性物質は非常にたくさんの種類があります。その全てについて除去性能が確認された訳ではありませんし、トリチウムなど自然状態で水分子の一部となってしまう場合は逆浸透膜でも分離できません。
ただし、一般的に問題となっている放射性のヨウ素、セシウム、ストロンチウムなどは問題なく逆浸透膜浄水器で除去出来るはずです。ここで出来るはずです、と書かなければならないのが苦しい所で放射性物質についての公信力を持つデータが殆ど存在しないのです。
放射性物質は持ち出しや移動が制限される物質ですので、簡単に検査が出来ないのがデータが無い理由です。それを逆手に取って、除去性能の低い浄水器までが「除去できる」とか「除去できたけど、途中から除去できなくなった」など「放射性物質を除去出来ない」と言いたくないが為に変なデータを出す浄水器メーカーも消費者の方を混乱させています。
原発から大気中に飛散した塵状の放射性物質ならサイズが大きいので、どの浄水器でも除去できます、塵状の放射性物質は河川に落ちて浄水場へたどり着くまでの間、次第に水に溶けて行きます。
溶ける前は塵の様に大きなサイズが、溶けてしまうとイオンサイズになってしまう為、格段に大きさが小さくなってしまいます、イオンは通常、原子1個と同じ大きさですから。
溶ける前の塩なら指でつまむ事も出来ますが、溶けてしまった塩は目で見る事すら出来ないのと同じ事です。消費者の方が知りたいのは塵状の放射性物質が除去出来るかどうかでは無く、水に溶けて小さくなった放射性物質、浄水場でも一般的な浄水器でも捕まえる事の出来ない状態のイオン化した放射性物質が除去出来るかどうかが、知りたい情報なのです。
それは正に溶けた塩を分離出来る浄水方式でなければ、水に溶けた放射性物質を除去する事は出来ません。それが出来る浄水方式は逆浸透膜式、蒸留式または大量のイオン交換樹脂による吸着となります。
アクアカルテック