浄水器HPへ戻る

« 井戸水と浄水器 | メイン | 酸性アルカリ性と常在菌② »

2015年03月03日

酸性アルカリ性と常在菌①

人間の体は約60兆個の細胞で形作られています、その人間の体内には約100兆個の細菌が住んでいて、皮膚表面には1兆個の細菌が住んでいるそうです。皮膚1平方cmに数万個の細菌がいる勘定になりますから、皮膚表面を覆っている様なイメージでしょうか。

表皮に住んでいる細菌の代表的なものに表皮ブドウ球菌があります、名前は似ていますが食中毒などを起こす黄色ブドウ球菌とは異なります。表皮ブドウ球菌は皮脂腺から分泌される汗などの成分を分解して脂肪酸を作ります。

人間の肌が弱酸性に保たれているのは表皮ブドウ球菌などが作る脂肪酸のおかげです。弱酸性の環境を作る事によって、人体に有用な表皮ブドウ球菌等の活動しやすい環境となります。一方で黄色ブドウ球菌など人体に有害な細菌の多くはアルカリ性を好むため活動しにくくなります。

人間の皮膚の下、つまり血液はpH7.4の弱アルカリなので、一旦、皮膚に傷が出来ると黄色ブドウ球菌が活発に繁殖してしまうので、傷のある手で握ったおにぎりなどが食中毒の原因となる事があります。

人間の皮膚は共生している常在菌による弱酸性のバリアによって有害な細菌などから守られている訳です。

アクアカルテックホームページ

投稿者 aqua : 2015年03月03日 10:29