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2016年04月05日

井戸水で飲食店の浄水器①

3~4月は新年度で新しくお店を始める方の多い季節です。都市部なら当然に水道水が利用出来るのですが、郊外で店舗を構えると、水道が来ていない地域も多々あります。

ドライブに出かけて付近の住宅も無く、ぽつんと存在する飲食店は、ほぼ地下水利用と考えて間違いないでしょう。

飲食店や食品工場などは食品衛生法に関する届け出が必要ですが、その中に井戸水の場合は水質検査結果を提出する必要があります。水道水質基準は51項目ありますが、この場合に求められるのは10~27項目位で地域の店舗の規模や保健所に依って項目数が異なる様です。

大腸菌や一般細菌などのバクテリアに対しては除菌器を使用して水道水と同様の次亜塩素酸を添加して殺菌処理をします。

ヒ素や硝酸、マンガンなどの有害物質が検出されてしまった場合は「純水器」を導入するか井戸を掘り直しを保健所から指導されます、ここで井戸の堀直しは必ずしも良い結果が出るとは限りませんので選択肢としてはあまり適切ではありません。

「純水器」とは純水を造る機器の事ですが、逆浸透膜式の浄水器の他に蒸留水器やイオン交換樹脂浄水器がありますがランニングコストや造水速度から考えると選択肢は逆浸透膜式の浄水器に落ち着くことになるでしょう。

井戸水の対策としてはバクテリア類には除菌器で、ヒ素、硝酸などの有害物質には逆浸透膜式の浄水器で対応すれば万全と行きたいのですが、食品衛生法を読むと、それだけでは済まない様です。

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投稿者 aqua : 2016年04月05日 15:14