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2016年04月09日

井戸水で飲食店の浄水器②

東京の桜は散り際ですが、千葉の中部北部は今日明日お花見が楽しめそうです。

井戸水で飲食店の浄水器の続きです、水道が来ていない土地で飲食店を始めようとして、井戸水の水質検査をしたら有害物質が検出されて飲用不可の結果が出てしまった。

大腸菌、一般細菌には除菌器で対応、ヒ素、硝酸などの有害物質には逆浸透膜式の浄水器で対応するのが基本対策となりますが、食品衛生法で求めているのは食材に触れる水は全て水道水質基準に適合した水でなければならないとされています。

ここで問題となるのが浄水器の造水速度です、逆浸透膜は一般的な浄水器に使用される精密濾過膜よりもはるかに細かい微細孔で浄水するため、造水速度は非常にゆっくりとしたものです。

業務用厨房の全ての蛇口から出る水を浄水する様な大容量の逆浸透膜浄水器を用意すれば直ぐに数百万円のオーダーになってしまいます、よほどの高級レストランでも無い限りその様な設備投資をして見合う収益はないでしょう。

現実的には弊社の家庭用浄水器や業務用浄水器などを設置して食材に触れる水と食器洗浄などの水を分けて純水の使用量を限定しながら厨房のオペレーションを組み上げて行き、その内容について保健所の担当者と打ち合わせをしながら進めて行く必要があります。

お客様からご相談を頂いた時に、私どもがお聞きしたいのは一日の最大使用量と時間当たりの最大使用量です、それによって必要な浄水システム全体の容量が決まってきます。

アクアカルテック・ホームページ


投稿者 aqua : 2016年04月09日 09:46