井戸水用の浄水器はありますか?


「井戸水用の浄水器はありますか?」
非常によく頂くご質問です。
殆どの浄水器が水道水専用と表示されていますから、井戸水用の浄水器はありますか?とご質問されるのでしょう。

結論から申しますとアクアカルテックの逆浸透膜浄水器は水道水でも井戸水でも同じ浄水器を納品しています。
浄水器に井戸水用の特別仕様を設けている訳ではありません、水道水と井戸水、両者の違いは安全な水、有害な水の違いです、もちろん井戸水でも日本の水道水質基準51項目をクリアする井戸水もありますが、この様なご質問を寄せるお客様の大半は「飲用不可」の判定が出た井戸水で生活をされている方たちなのです。

具体的には硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ヒ素、マンガン、フッ化物などの有害物質が規制値を超えて検出されてしまった井戸水です、多くの場合は基準値を10~50%程度超過しているケースですが、中には基準値の7~8倍と高濃度に検出されている事例も経験しています。

水道水専用の浄水器は大きな粒子のカビ、錆、細菌などは除去できても水に溶けて小さくなった有害物質はフィルターの孔が大きい為、素通りしてしまいます、それを逆手に取って「体に必要なミネラルは残します」なんて強弁をするのですが、鉛、水銀、カドミウムといった有害ミネラルがあればそれも全部、浄水に残ってしまいます。

この様に井戸水に検出される有害物質に対応出来る浄水器は逆浸透膜浄水器を含め3種類考えられますが、除去性能の長期的な維持や効率を考えると現実的には逆浸透膜式の浄水器に限られます。

逆浸透膜式以外の浄水方式では蒸留式とイオン交換樹脂が対応可能ですが、蒸留式については家庭用サイズだと2~4㍑の浄水を造るために2時間位掛かり、一般家庭でも調理水全般を賄うには無理があります、また、浄水中は沸騰させ続ける訳ですから電気代も大きいですね。イオン交換樹脂は樹脂表面に有害物質を吸着します、イオン交換樹脂1㍑の吸着量は3g位ですので、原水の不純物量100ppm=約10mg,一日の使用量を10㍑で考えると、1㍑の大型フィルターでも月に1回の交換が必要です。

逆浸透膜浄水器の特徴として、高い除去性能が長期間持続する事(プレフィルターの交換は年に1回ですが、逆浸透膜フィルターは3~5年と非常に長寿命です)、浄水時のエネルギーコストが低い事があります。

井戸水が飲用不可となるとネガティブなイメージですが、逆浸透膜浄水器を導入されれば、スーパーマーケットの大型浄水器や宅配水と同じ純水が井戸水から造り放題、使い放題のメリットがあります。

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