除去率が計測出来る浄水器

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除去率が計測出来る浄水器である事が逆浸透膜浄水器の大きな特徴です。除去率は原水(水道水/地下水)の不純物が浄水でどの位少なくなったかで計算します、正確には水質検査分析が出来る検査機関で原水と浄水の不純物量を計量してその不純物量の差から浄水器がどのくらいの除去率で浄水しているのかを数値化します。

水道水質基準項目に限定しても51種類の規制有害物質がありますし、計量測定は費用と時間が掛かります、一般的な浄水器で除去性能を確認したいと考えた場合、遊離残留塩素が除去されているかどうかを検査試薬等で確認する位で除去率等、数値的な表現は計量測定を行わないと難しいでしょう。

逆浸透膜浄水器の場合、除去率の確認は非常に簡単で直ぐに結果を確認出来ます、水の電気抵抗を計測する事に依ってイオン性不純物の量が測定出来るからです。水に溶けてイオンとなった不純物はプラスまたはマイナスの電荷をもっています、水中でイオンは電気を運んでくれます、たくさんのイオンが溶けている水はたくさんの電気が流れ、水の中からイオンが取り除かれると電気を運んでくれるモノが無いため電気が流れにくくなります。

電気の流れる量をppmに換算して表示するのがTDSメーター(蒸発残留物測定器)です、逆浸透膜浄水器の浄水と水道水/井戸水、それぞれの蒸発残留物濃度を測定する事に依って浄水器の除去性能が明確に判ります。

水道水が100ppmで浄水が5ppmなら除去率95%、浄水10ppmなら除去率90%と判断出来ます、浄水器のメインフィルターである、逆浸透膜フィルターの交換時期は除去率を計測して判断します、浄水器出荷時に95%以上の除去率を確認していますので、4年5年経過して除去率が90%に近く低下してきたら交換時期と判断します。

水中のイオンは金属系が主ですが様々な種類があります、人体に有害なイオンも無害なイオンもあるでしょう、TDSメーターのppm表示はそれら様々なイオンの総量を表示しています、様々な種類のイオンですが共通している事は、非常に小さい、という事。

イオンは原子1個と同様の大きさですから自然界では一番小さな物質の状態と言えます、イオン毎大きさの違いはありますが、ここまでミクロな世界ですと浄水性能に影響を与える大きさの違いではありません。

逆浸透膜浄水器の除去性能を簡単に計測出来る便利なTDSメーターですが、他方式の浄水器では使用できません、普通の浄水器はイオンの様な極小物質を除去できないので、原水と浄水のppm表示は変わりません、水道水が100ppmあれば浄水器の浄水も100ppm以上あります。

水道水/井戸水を純水まで浄水する高性能な逆浸透膜浄水器なのでTDSメーターで除去率が計測出来るのです(Youtube動画)。

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浄水器/アクアカルテック