逆浸透膜浄水器って?②


日本へ逆浸透膜浄水器が輸入され始めたのは30年以上前だと思われます、一つは硝酸性窒素やヒ素などに汚染された井戸水/地下水に使用出来る浄水器として、一方では米国製の高性能浄水器として訪問販売などの商材として使われてきた様です。

いずれにしても当時は非常に高額での販売が行われていて、30万円から高い場合は50万円を超えるような金額で販売されていました、この金額は米国での販売価格に輸入経費がプラスされたとしても明らかに法外な金額ですが、インターネット普及する前では消費者の方も比較のしようがない時代です。このような高額設定のなごりで、市町村の汚染地下水への浄水器購入費補助制度の多くが浄水器の上限金額を30万円前後に設定しています。

アクアカルテックでは18年前の浄水器販売開始当初からアンダーシンクタイプの汎用機種は12万円+消費税で販売をしておりますが、現在でも同様の逆浸透膜浄水器で30~40万円前後で販売されている場合もあります。

逆浸透膜式の浄水器であれば仕組みは同じですので、出来る浄水の水質に殆ど差異は無いはずです、弊社よりも高い浄水器も、また安い浄水器でも逆浸透膜式であれば同じ純水を造れるはずです。

価格の差は主に販売利益の差です、訪問販売であれば販売員の利益、紹介者へのお礼などが浄水器の販売価格に含まれていますし、訪問販売をしている方は1台の浄水器販売に対し大きな利益がなければ動きません。確かに他の浄水器と比較すれば明らかな高性能を持つ逆浸透膜浄水器は、価格には嘘が入っていても、商品の優位性は真実と訪問販売の商材としては適正が高かったのだと思います。

最近ではスーパーマーケット店頭の大型逆浸透膜浄水器や純水の宅配水が普及して、逆浸透膜という言葉はご存じなくとも純水=ピュアウォーターに触れる機会は非常に多くなりました、ドラッグストアに赤ちゃんの粉ミルク用の水としてピュアウォーター(純水)のボトルウォーターも販売されています。

また清涼飲料水の工場では清涼飲料水の希釈水として逆浸透膜浄水器の純水が使用されています、大手清涼飲料水メーカーは日本全国に工場があります、ところが水道水や地下水は地域差がありますので、希釈水に使用すると製品にバラツキが出てしまいます、食品工場が逆浸透膜浄水器を使用するのは安全性では無く、製品を平準化するためです、カルピスウォーターには以前、純水を使用しています、と表示されていました。

海水淡水化を目的に開発され、汚染井戸水/地下水も安全な水に浄水し、食品工場や宅配水にも使用される逆浸透膜式の浄水器は安全でおいしい水を造ります。

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浄水器/アクアカルテック