逆浸透膜フィルターは結構、長持ちです。

逆浸透膜浄水器購入をご検討されている方がご心配される事の一つに、逆浸透膜フィルターの寿命はどの位なのか? があります。

逆浸透膜浄水器はアクアカルテックの場合4本から5本の種類の異なるフィルターを使用しています、その心臓部となるのが逆浸透膜フィルター(Revese Osmosis Membrane)です。
逆浸透膜フィルターをガードするプレフィルター(繊維フィルター、活性炭フィルター)は年に1回の浄水器メンテナンスの時に必ず交換しますが、逆浸透膜フィルターの交換不定期となります。

一般のご家庭で使用されている浄水器の場合、平均的に4~5年に1回、長持ちされる方で6~7年に1回の交換となります、7年間、同じ逆浸透膜フィルターを使い続けて大丈夫なのだろうか?とご心配される方もいらっしゃると思いますが、大丈夫なフィルターは7年経っても大丈夫なのです。

逆浸透膜フィルターの状態は浄水器のメンテナンスにお伺いした時に弊社スタッフが検査して状態を見極め、交換が必要な場合はお客様と相談して逆浸透膜フィルターの交換を行います。
検査項目は主に2つ、除去率と造水速度です、浄水器納品時に除去率が95%以上ある事を確認していますから、その除去率が90%に近づいて来たら交換時期です、造水速度も納品時の記録から30%以上低下したら交換時期ですが、夏と冬の水温の違いで造水速度が変動しますので、数値補正が必要です。

5年以上経過した逆浸透膜フィルターでも除去率95%以上、造水速度低下無しの結果も珍しくありません。

これは一般的な浄水器のフィルターの様にフィルターへ不純物を溜め込む構造では無いからです。
図の下が水道水、上が浄水のイメージ図です、水道水に膜を被せて滲み出てきた水分子を集めて浄水=純水を造り、膜を通らなかった水と不純物は排水として浄水器の外へ流されて行きます。逆浸透膜フィルターは分離膜として働き、汚れを溜め込まないので5年間と非常に長期間に渡り同じ除去性能を維持する事が出来るのです。

汚れを溜め込まない逆浸透膜フィルターですが、長い年月の間には膜表面に汚れが付着して行き、徐々に微細な孔を塞いてフィルターとして使用できる膜面積を小さくして行きます、これが逆浸透膜フィルターの目詰まり現象、浄水器の造水速度が低下して行きます。

もう一つが水道水に含まれる遊離残留塩素による逆浸透膜の溶解です、プレフィルターの活性炭で遊離残留塩素除去を行って逆浸透膜フィルターを保護する訳ですが、長い年月の間には活性炭をすり抜ける少量の遊離残留塩素の影響で少しづつ膜を構成するポリアミド樹脂が溶解して、逆浸透膜が薄くなり除去率が低下して行きます、アクアカルテックでは除去率90%を目安として逆浸透膜フィルターの交換をお勧めしています。

アクアカルテック・ホームページ

By 
浄水器/アクアカルテック