飲食店で逆浸透膜浄水器を使用したい、


レストランやラーメン屋さんなど飲食店で逆浸透膜浄水器の導入をご検討されているオーナー様からもよくお問い合わせを頂きます。

ご来店されたお客様にお出しする最初のお冷や、この水が不味かったら、変な臭いがしたら、せっかくの第一印象が台無しですよね。

近年の揺らぐことのない健康志向もあって、より安全な食材、安全な水を採用して、それをお客様にアピールしてゆく事も大切な事ですし、逆浸透膜浄水器の純水を使用する事のお料理への影響、少なくとも純水は素材の味を邪魔することがありませんから、その様な調理に携わる方の期待も大きくなってきている様に感じます。

飲食店などの業務用浄水器を使用される場合、機種選定で重要なポイントとなるのは使用量です。逆浸透膜浄水器は通常の浄水器に比較すると造水速度は非常にゆっくりですから、たくさんの量の純水を使用するためには浄水器本体の容量や貯水タンクの容量を大きくしなければなりません。

一方で使用範囲を限定して行けば、家庭用サイズの逆浸透膜浄水器で対応出来る場合もあります。大きなシステムにすれば容量的には安全ですが浄水器の導入コストやランニングコストも大きくなりますので必要十分な適正なコストバランスで浄水器をご提案したいと考えています。

逆浸透膜式浄水器の浄水器本体と貯水タンクの容量を決定するために私どもが知りたいお客様の情報は、一日の総使用量と時間当たりの最大使用量です。

一日の総使用量から浄水器本体の容量を、時間当たりの最大使用量から貯水タンクの容量を決定します。タンクは11㍑から最大180㍑までご用意できますが、180㍑タンクはドラム缶サイズになってしまうので設置するスペースが問題になります。

システムは家庭用の時間当たり8㍑の浄水器から弊社最大のもので時間当たり80㍑となりますので、これらのバリエーションの中から組み合わせてご提案しています。

飲食店の厨房で使用する全ての水を純水にと考えたら、食器を洗う水もありますから一日の使用量は途方もない浄水量になってしまい、逆浸透膜浄水器の造水量を考えると非常に大きな工業用の設備を必要としてしまいます。

まず第一に飲料水/調理水に限定して考えて下さい、最小限で考えるなら、まずお冷やから、コップ1杯の水の量は130~150ml位ですか一日にいらっしゃるお客様の数を掛ければ大まかな使用量がつかめます。

ではもう少し手を広げて紅茶、お茶、コーヒーに使用したらどの位の量になるでしょう、それから更に広げてスープに使うと、と考えて行くと必要な純水の量が見えてきます。

具体的な事例をご紹介すると、千葉市の60席ほどのイタリアンレストラン、家庭用逆浸透膜浄水器ACRA-545Pを使用されています。貯水タンクは11㍑タンクが一つです。

使用範囲はお冷や、紅茶です、コーヒーはコーヒーマシンで作りますので逆浸透膜浄水器の純水は使用していません。
使用範囲を限定していますが夏場のランチタイムなどは純水が足りなくなる事もあり、アイドルタイムに汲み置きするなど、浄水器はフル回転の様ですが何とかやりくりされている様です。

府中市にあるラーメン屋さんでは業務用浄水器LC300HP/SE(42㍑/時間)と44㍑タンクの組み合わせて使用されています。毎日70㍑の寸胴2本でスープの仕込みをされますが、70㍑の寸胴に40㍑の純水が必要なのだそうです。

2本の寸胴は時間差で作業しますので一時期に80㍑の純水は必要ありませんが、寸胴1本に仕込む40㍑の純水のストックは必要とのお話で44㍑の純水を貯められる貯水タンクをご用意しました。

タンクを空になるまで使用しても1時間待てば満水に戻りますからお冷や、お茶等にも余裕で対応出来ます。

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浄水器/アクアカルテック