遊離残留塩素と浄水器


スギ花粉が大量に飛散している様です、車のフロントガラスにもホコリの様に黄色い花粉が付着して毎日ウインドウォッシャーで洗い流しています。昨年の酷暑の影響から今年は昨年の4倍相当のスギ花粉が飛散しているとのこと、通行人もマスクが目立ちます。

私もそれほど酷くは無いのですが大量に飛んでいる日は鼻がグズり目が痒くなる事があります、スギ花粉の走りの季節には強く症状が出て「今年こそ花粉症になったかな?」と警戒するのですが、例年、飛散量がピークを迎える今頃は体が慣れてくるのか症状がかなり治まって来ます。

さて、水道水の遊離残留塩素にアレルギーを持っている方からお問い合わせをいただきました。

逆浸透膜浄水器で造った浄水には遊離残留塩素は勿論、塩素イオンさえも殆ど残らない純水となりますが、遊離残留塩素だけが問題であればもっと簡単な処理方法が有ります。

活性炭またはビタミンC

浄水器のフィルターとして必ず使用されていると言える活性炭、活性炭は遊離残留塩素を吸着除去している様なイメージで説明されますが、実際には吸着していません。どの様に遊離残留塩素を処理しているかといいますと、遊離残留塩素が活性炭の炭素に触れる際に電子の受け渡しをする化学反応によって、刺激性殺菌性のある遊離残留塩素から刺激性の無い塩素イオンに変化させています。

遊離残留塩素が塩素イオンに変化しただけなので、塩素自体は活性炭を通過しても減っていません、但し遊離残留塩素から塩素イオンになっているのです。

塩素イオンは刺激性も殺菌性もありませんので遊離残留塩素の刺激性で肌が反応してしまうアレルギーの人なら活性炭を通す事で、ほぼ解決するはずです。

ビタミンCも活性炭と同様の効果で遊離残留塩素を塩素イオンへ変化させます。

遊離残留塩素による肌アレルギーでしたら入浴が一番の問題となります、まずは浄水シャワーヘッド(活性炭またはビタミンC)や活性炭フィルターをシャワー経路に設置してシャワーのお湯から遊離残留塩素を除去します。

浴槽のお湯については遊離残留塩素除去効果のある入浴剤やビタミンCの投入がお勧めです、緑茶に含まれるビタミンCでも有効です、ガーゼに緑茶をくるんで浴槽に入れるそうです、緑茶なら敏感肌の方にも使えそうですね。

家中丸ごと浄水器で家全体の遊離残留塩素を除去してしまう方法もあります、日本では塩素投入量が地域によっては非常に多くなっている場合があります。ただ塩素投入によって衛生的な社会生活を送れている部分もありますので適材適所で有効利用出来ればと思います。

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