濡れた髪はドライヤー、自然乾燥?


一昨日の新元号「令和」発表の時は平塚市のお客様のお宅で浄水器のフィルター交換/メンテナンスをしていました。個人的には「平成」と聞いたときほど違和感が無く音の響きも良い感じです。
浄水器のメンテナンス終了してお茶を頂いていると髪の毛の話になりました。

入浴後の濡れた髪は速やかにドライヤーで乾かすべし、自然乾燥の方がメリットがある、など両方の意見があって全体的にはドライヤーで早く乾かす方が優勢の様です。

人間の皮膚は表皮ぶどう球菌などの常在菌にビッシリと覆われていて、それが人間の皮膚を守ってくれています。

常在菌が皮脂などを食べて脂肪酸を排出する事で人間の皮膚は弱酸性を保つ事が出来ます、弱酸性は人間に害をなす病原菌にとっては繁殖しづらい環境になりますので、常在菌が作ってくれる弱酸性のバリアが私達を守ってくれる訳です。

一方で皮膚を一枚めくると内部の血液はpH7.4の弱アルカリ性となりますので、病原菌にとって都合の良い環境になります、夏場に手に傷のある人が握ったおにぎりで食中毒を起こすのも傷の部分で大繁殖した黄色ブドウ球菌などが原因となる場合があります。

この様な話を踏まえると疑問を感じるのは、ドライヤーで速やかに乾かす理由として、髪が濡れていると雑菌が繁殖して頭皮、髪を傷めるから、というものです。

頭皮も当然、常在菌に覆われていますがシャンプーをすると常在菌は洗い流されてしまいます、その後どうなるかと言いますと、30~40分程で毛穴に潜んでいた常在菌がまた頭皮を覆う様に繁殖回復するのだそうです。

だとすると髪が濡れていると雑菌が繁殖するというのは違和感を感じます、洗濯物の乾きが悪いと雑菌繁殖で臭うのと混同している様な。

髪が濡れていると髪表面を覆うキューティクルが開いた状態になるので、そこへブラシなどの刺激を与えるとキューティクルが剥がれて髪が傷んでしまうと説明されているところもありました、この理由ならそうなのかな、と思います。

洗髪をする水のpHがアルカリ性に依っているならアルカリ性の水に浸っていると皮膚常在菌にとっては繁殖しにくい環境ですから、常在菌の回復が送れて頭皮に悪影響があるかもしれません。
水道水は配管保護の点からpHが多少アルカリ性になっているそうですから、それなら早く乾かした方が良いのかも知れません。

元々は洗剤であるシャンプーはアルカリ性なので、それを弱酸性のリンスで頭皮環境を整える意味があったと思いますが、現在のリンスはコンディショナーの意味合いが強く、シャンプーも弱酸性に調整されたものが多いと思います。

逆浸透膜浄水器の純水は中性から弱酸性となりますので、洗髪してリンスを洗い流した後に、逆浸透膜浄水器の純水でリンスするのがお勧めです。

浄水器のアクアカルテック・ホームページ

By 
浄水器/アクアカルテック