井戸水の臭いを除去する浄水器


慌ただしい時節となりました、浄水器のメンテナンスや浄水器の取り付け工事の年内ご予約が取りづらい状況になっておりましてお客様にはご迷惑をお掛けしております。
1月2月は弊社にとって例年、比較的仕事が少ない時期となりますので、もしお時間に余裕がお有りでしたら少し日にちを送ってご予約頂けますと幸いに存じます。

緊急事態宣言が解除された時期が昨年、今年と同様の時期ですので、それまで浄水器メンテナンス等を控えられていた方からのご予約が重なっているのが原因かと思います、そうなると10月~12月の繁忙傾向は数年続きそうです。

アクアカルテック浄水器ユーザー様の約半数は井戸水で逆浸透膜浄水器をご利用になっています、ヒ素や硝酸、マンガンなど有害物質対策で使用している方が多いのですが、「臭気」でアクアカルテック浄水器をご利用のお客様もたくさんいらっしゃいます。

井戸水の検査は水道水質基準の検査基準で行われますが水道水質基準51項目の水質検査を使用とすると、費用はなんと、20万円程、非常に高額で個人の方が毎年行うのは現実的ではありません。そこで10~15項目位に簡略化した井戸水基本検査なる検査が設定されていて、これだと1万円前後で行う事が出来ます。

基本項目検査にはヒ素やマンガンなど毒性の高い物質は検査項目に入っていないので、片手落ちの感は否めません。

基本項目に必ず含まれているのが「臭気」です、判定基準は「異常でないこと」、恐らく検査技師の方が臭いを嗅いで判断するのかと推測しますが、硫黄臭などの相当な臭気を感じても検査結果は「異常なし」の判定が多い様です。

臭気は臭気の原因物質の分子が鼻の嗅覚細胞に触れる事によって感じます、そうなると量の問題もあるので、お風呂に張った大量のお湯なら感じる臭気も検査用の採水ボトルの少量では異常に思う程、感じないのかもしれません。

とは言え、水の臭気の問題は人間の五感で認知してしまうだけに、生活する上ではヒ素、硝酸などの有害物質より深刻かもしれません。

では逆浸透膜式の浄水器で臭気が除去出来るのか?答えは臭気を除去出来ます。

但し、ここで問題になるのは逆浸透膜浄水器で飲料水/調理水は対応出来ますが、入浴、洗濯など家中の水を浄水出来るかとなると、量的に対応出来ません。
逆浸透膜フィルターは非常に細かい為、臭気の原因物質を通さないのですが、一方で水分子すら通りづらい微細孔ですので造水速度は遅く、大量の浄水処理には向きません。

なら、家中のまるごと浄水器とかセントラル浄水器とかならどうかとお考えになると思いますが、その様な浄水器に使用されている濾材は活性炭が主体です、活性炭で除去できる臭気は非常に限定的ですので、井戸水の臭気については殆どの場合効果が無いでしょう。

昔は夏冷たく、冬はほんのり温かく、美味しい水と言われた井戸水も人による開発が進むにつれ、水質検査をすると有害物質が検出されて飲用不可の判定が出ることも珍しくありません。それでも透明で臭いが無く、洗濯物が汚れない井戸水であれば私は幸運と思います、後は例えヒ素や硝酸、マンガンなどの有害物質が検出されても逆浸透膜式の浄水器があれば安全で美味しい飲料水/調理水の確保が出来るのですから。

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