逆浸透膜浄水器の純水とは違う水道直結ウォーターサーバー

宅配水のウォーターサーバーは「天然水」を標榜しているメーカー以外はほぼ逆浸透膜浄水器で造られた純水が運ばれています。
不純物が殆ど存在しない純水は人体へ害を為す有害物質が存在しない水、安全で美味しい水である事が本来のセールスポイントなのですが、一般的な浄水器の浄水と逆浸透膜浄水器の純水の違いを説明すると多分に科学的な説明になってしまい広く大衆へのセールスポイントにする様なズバッと少ないキーワードで表現するのが難しいのです。

もちろん科学的、論理的に浄水器の情報、性能を吟味する方にとっては逆浸透膜浄水器や浄水が純水である事の意味を知れば、一般的な浄水器との差異を理解されるのですが、その様な方は全体的には少数派だと思います。

宅配水のウォーターサーバーはいつでも冷水、熱湯が使用出来る便利さも勿論セールスポイントですが、本質的な他と替えのきかないセールスポイントは宅配される水が純水である事だと私は考えています。
冷水、熱湯の便利さだけなら冷蔵庫と電子ポットの手間を代替した便利商品に留まってしまいます。

でも残念ながら、やっぱり「純水=安全で美味しい水」は広く大衆に訴求しないのでしょうね。

それで水道直結ウォーターサーバーなる商品が出てくる訳です。
水道直結ウォーターサーバーの利点として純水ボトルを注文する必要が無い、今まで1㍑当たり100円前後のコストが水道水を浄水する為使い放題で大幅コストダウン!重たいボトルを玄関から運んでウォーターサーバーへセットする労力からも開放!いい事ずくめです。

でも今まで宅配されてきた純水とは異なり蛇口の先に取り付ける簡易浄水器と同じ浄水が加温冷却されています….
中には水道直結ウォーターサーバーでも逆浸透膜式の浄水器を内蔵したタイプも有るんですが、殆どは良くて精密濾過膜からUF膜の浄水器でトレビーノとかと変わらない浄水性能です。

水道直結ウォーターサーバーで逆浸透膜式(RO)以外の商品は宅配されていた純水ではありません。

ユーザーのいい事ずくめだけではなく、業者側にも大きなメリットがあります、大の大人が工場でボトリングした純水を運ぶ手間が無くなれば大きなコストダウンです、手間を省きたい人が部品点数多く複雑な逆浸透膜浄水器よりも手入れが簡単な精密濾過膜~UF膜の浄水器にしたいのは道理です。

宅配水ウォーターサーバー、水道直結ウォーターサーバー数え切れない位の業者が決まったパイを取り合ってしのぎを削っている様に見えます。
ウォーターサーバー関連の検索キーワードで気になるのが、
「ウォーターサーバー解約出来ない」「ウォーターサーバー解約したい」などが結構頻繁に見受けられます。
パイの取り合いになれば少々強引な勧誘もあるでしょうし、一旦契約をしたら出来る限り解約させない様にしたい、となります。

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