浄水器の水がまずい

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せっかく浄水器を使用しているのに「浄水器から出てくる水がまずい」とお悩みの方からご相談を頂くことがあります。

他方式の浄水器から弊社逆浸透膜浄水器へ乗り換える方の購入理由の一つです。

逆浸透膜浄水器は水に完全に溶けている物質、その溶けている物質の中で一番小さい、イオンも95%以上除去してしまうので水道水でも井戸水でも浄水器から出てくる浄水は純水となってしまいます、水の中の不純物が出す臭いや不快な味も残らない純水ならではの水本来の味しか有りません。

一方で他方式の浄水器は高性能と言われる浄水器でも精密濾過膜から精密濾過膜に近い限外ろ過膜(UF膜=ウルトラフィルター)+活性炭ですのでフィルターの孔が大きく、水に溶けている小さな物質はフィルターを通り抜けて浄水に残ってしまいますし活性炭でキャッチ出来る臭気は限定的です、それが浄水器から出てくる浄水に不快な味や臭いを残してしまう原因となります。

水道水はお住まいの付近の水源(河川水や地下水)から浄水場で作られますので、水源により含まれている不純物の種類や量が異なりますので、水道水の水質も地域により異なります。例えば同じ東京都でも河川水を主な水源とする23区は蒸発残留物濃度TDS(溶解性不純物濃度)100ppm前後ですが、小平市など地下水を水源としている地域では約半分の50ppm前後の水道水もあります。

浄水器には物理的なフィルターにプラスして活性炭が使用されていますので、消毒用に投入された遊離残留塩素の臭いは除去する事が出来ますが、河川水由来の上流域で流された下水等の臭いや味は除去出来ません。
精密濾過膜+活性炭を通過しても水に溶けているイオン等の細かい不純物はそのまま通過して浄水に残りますから「浄水器の水がまずい」はもとの水道水がまずい地域なのだと考えられます。

ちなみに水道水の遊離残留塩素を浄水器の活性炭で処理すると塩素臭が無くなりますが、これは活性炭が塩素を捕まえているのではありません。遊離残留塩素という反応性の高い状態の塩素に活性炭の炭素が触れる事で電子のやり取りをする化学反応が起こり、遊離残留塩素が塩素イオンに変わるので塩素臭や肌への刺激の無い状態になります、同時に塩素の消毒効果も無くなります。

一方で逆浸透膜浄水器の場合は元の水道水の味、臭気は残りません。

水に溶けている溶解性イオンまで95%以上除去してしまうので逆浸透膜浄水器の浄水は純水になります、東京の水道水でもハワイの原流水でも逆浸透膜浄水器を通過した浄水は同じ味のする純水になるのです。

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