浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 印西市 O様

家庭用浄水器ACRT-550MPSの浄水器設置事例です、O様がお住まいの印西市では浄水器購入費補助金制度があります、これは井戸水を使用して生活している市民の方向けの補助金制度です。
お住まいの敷地付近に水道本管が敷設されていない地域で、「硝酸態窒素及び亜硝酸性窒素」や「ヒ素」等が水道水質基準値を超えて検出された飲用不可の井戸水に対しての浄水器購入費補助金制度です。

浄水器の方式は基本的に逆浸透膜式の浄水器に限定されます。

シンク下の奥のベニア板のパネルを外すと給水管/給湯管がありました、給水管途中へ分岐水栓を組み込んで逆浸透膜浄水器への給水経路を確保します、アクアカルテックの仕様では給水管は赤い色のチューブと決まっています。配管チューブはポリプロピレン製の柔軟性のある配管チューブです、直径は6.3mmとストロー位の太さで配管作業も容易に行う事が出来ます。

今回はベニア板のパネルに穴を開けて給水チューブを通しました。

次は浄水器専用蛇口の取り付けです、逆浸透膜浄水器はヒ素や硝酸など殆どの有害物質を95%以上除去する事が出来ます、それは逆浸透膜フィルターが非常に細かい孔で構成されているからです。あまりに細かすぎるフィルターは水分子すら少しづつしか通過する事が出来ません、そのため造水速度は非常に遅く、1分間に造る純水の量は150~200ml程しかありません。
このスピードでは使用に耐えませんので10㍑貯まる貯水タンクへ純水を貯めておくのですが、それでも流し台で使用する全ての水を賄うには到底足りません。

そこで食器洗浄などは既存水栓の井戸水を使用して、体に入る水、お米を研いで捨てる水からは浄水器の純水を使って頂く、使い分けをして頂きます。
既存水栓はそのままに浄水器専用の蛇口を改に設置する訳です。

シンクトップ上で既存水栓の右隣に浄水蛇口用の穴あけ加工を行います、孔の直径は12~15mmと日本製水栓の32mmなどと比べるとかなり小さいですね。
シンクトップが人造大理石やステンレス製ならその場で穴あけ加工が出来ますが、自然石やセラミックなど場合は専門メーカーによる穴あけ加工が必要となります。

シンク下には浄水器の本体と円筒形の白い貯水タンクが配置されます、逆浸透膜浄水器は原水から30~35%位の水分子を分離して純水を造り、貯水タンクへ貯めてゆきます。
貯水タンク内部には空気が入ったボール状のダイアフラムが入っていて、そのダイアフラムを押し縮める様に純水を押し込んで約10㍑貯まると水圧が上昇したのを感知して浄水器の運転は停止します。

浄水蛇口を開栓すると押し縮められたダイアフラムの復元力で純水を浄水蛇口まで押し上げます、浄水器内部の水圧が下がると浄水器は運転を再開して使用した分の純水を貯水タンクへ補充、貯水タンク満水まで運転して停止します。

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浄水器/アクアカルテック