除去率を測れる浄水器 TDSメーター

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逆浸透膜式の浄水器は除去率を測る事が出来ます、水道水や井戸水などの原水から浄水器がどの位の除去率で不純物を取り除いているかを簡単にチェックする事が出来ます。

「浄水器の除去率は何を測っているのですか?」
浄水器の除去率と言われれば、一般的には水道水に投入されている遊離残留塩素を思い浮かべる方が多いかもしれません、遊離残留塩素を検出する試薬がありまして、試薬を水に溶かすと、水道水ではピンクにそまり、浄水器から出てきた浄水は色がつかない、または薄いピンクに留まるなどで遊離残留塩素が除去できているかどうかを判定します。

これで遊離残留塩素が浄水器で除去出来ているかどうかは判りますが、水道水に含まれる不純物は遊離残留塩素だけではありません、水道水の元は河川水です、川の水と考えれば様々な不純物が溶けていると考えるのが自然です、川の上流の街では川の水から水道水を作り、使った水は下水として同じ川へ戻すのですから。

その様々な物質を踏まえると、その中で一番小さな物質が除去出来ているかを計測して、除去出来ていれば、それより大きな物質は除去できていると推定出来ます。
TDSメーターは水に溶けているイオンの量を測っています、水に溶けているイオンは原子単体と同様の大きさで自然界では物質の最小形態とですので、一番小さな不純物が除去出来ていれば、それより大きな不純物は当然除去出来ていると考えられる訳です。

※遊離残留塩素を除去する浄水器は塩素イオンを除去していません、遊離残留塩素へ活性炭が電子を与え、刺激性の無い塩素イオンへ化学反応を行っているため、試薬の反応がでなくなりますが、元の遊離残留塩素と同じ数の塩素イオンが浄水に残留したままとなります。

逆浸透膜式の浄水器で除去率を測定するTDSメーター、TDSは日本語で蒸発残留物、水が全て蒸発したときに残る物質を意味しています。

TDSメーターで測っているのは、水の中を流れる電流量です。

水に溶けたイオンです、イオンは必ず+または-の電荷を持ち、互いに電子のやりとりをします。

イオンは電子を運ぶ役割を持ちますので、たくさんのイオンが溶けた水は、よりたくさんの電子を運ぶ事が出来、電気が流れやすい水となります。

一方でイオンを除去して行くと電子を運ぶ事が難しくなり、電気は少ししか流れなくなります、この電気の流れる量をイオン濃度に換算してppmで濃度表示するのがTDSメーターです。

逆浸透膜式の浄水器の除去率は概ね95%、原水のTDSが100ppmなら浄水で5ppm位まで下げる能力を持ちます。

アクアカルテック19年の浄水器販売の過程でたくさんのお客様が他方式の浄水器から弊社の逆浸透膜浄水器へ乗り換えられてきましたが、他方式の浄水器(蒸留式は除く)でTDSメーターの数値が大きく減少したのを見たことがありません。シーガルフォーやマルチピュア、クリンスイなど、水道水の計測数値が100ppmなら浄水は全て100ppm以上でした、少しは数値が下がる事を期待されていたお客様のガッカリした表情が大変お気の毒でした。

TDSメーターの数値を下げられない浄水器メーカーは、体に必要なミネラルだから除去してはいけない、と抗弁しますが、体に無害なカルシウム、マグネシウムなどもイオンですが、鉛、水銀、カドミウムなどもイオン=ミネラルです。

イオン毎に大きさの違いはありますが、ここまでミクロなレベルになるとイオンの大きさで千ペつ出来る程の差異にはなりません、同様の大きさ、性質で水に溶けている物質を、体に良い悪いで選別して除去する様な都合の良い浄水技術は存在しません。

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