硝酸性窒素を除去できる浄水器
「硝酸性窒素(硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素)を浄水器で除去したい」井戸水で生活されている方からよく頂くお問い合わせです。
逆浸透膜式の浄水器は95%位の除去率で対応出来ますので、仮に水質基準値の10倍を超えていても飲用可能な水に浄水する事が出来ます。
千葉県では千葉市、印西市、八街市、佐倉市、成田市などで硝酸性窒素が水質基準値を超えた井戸水に対して効果のある浄水器を購入した場合に購入費補助金制度がありますが、基本的に対象となるのは逆浸透膜式の浄水器だけです。
以前は「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素」と一括りの項目でしたが、毒性の高い亜硝酸性窒素が独立して一つの項目となりました、「硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素」の基準値が10mgに対して「亜硝酸性窒素」の基準値0.04mgを比較すると、その毒性の高さが伺われます。
他方式の浄水器でもイオン交換樹脂、蒸留式であれば除去する事が出来ますが、それぞれ問題点があります、イオン交換樹脂は樹脂への吸着除除去方式の為、硝酸性窒素だけではなく溶解性イオン全てを吸着するので、フィルターの使用限界を考えるとフィルター交換コストが高くなりすぎます。蒸留式の場合はフィルターを使用しませんが、水を沸騰させる熱エネルギー=電気料金が過大になります、また家庭向けの蒸留式浄水器は4時間で2㍑位しか浄水が出来ない為、量的にも調理水まで賄えません。