逆浸透膜浄水器の除去率について
逆浸透膜浄水器の除去率についてです、お客様への一般的な受け答えとしては概ね95%位とお答えします。
殆どの有害物質、不純物に対して95%以上の除去率となりますが、有害物質と一括りにしてしまいますが、その種類は多く、それぞれに特性があるます、また除去対象物質以外の不純物に依って水質が変わり、除去対象物質の除去率が変動する場合もあります。
弊社では浄水器の性能試験を第三者検査機関である(財)千葉県薬剤師会検査センターで行っていますが、方法としては超純水に除去対象物質を溶かして原水として、先ずその原水を計量測定、その原水を浄水器で浄化して得られた浄水を計量測定して、それぞれの数値差から除去率を割り出します。
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の性能試験では原水測定値104mg/㍑、浄水測定値>0.02mg/㍑、除去率99.98%と非常に高い除去性能の結果が出ていますが、実際の現場で除去率を割り出すと90~95%位の範囲となります、これは原水に含まれる硝酸以外の物質やpHなどが影響していると考えられます。
特にフッ化物イオンではpHによる除去率の変動が顕著で基本的にpHが低い(酸性に寄った)水質では除去率が低下する傾向にあります。
井戸水でヒ素、硝酸性窒素、マンガン、農薬などが検出され、またそれが高濃度に検出されている場合、例えば水質基準値の10倍を超えている様なケースでは総合的な水質により除去率が変動する事がありますので、実際の現場で水質検査(フィールドテスト)を行って浄水器の有効性を確認する事が重要となります。
アクアカルテックでは井戸水汚染でお困りの方向けに逆浸透膜浄水器のデモ機無料貸し出しを行っています。