逆浸透膜浄水器のフィルターはポリアミド樹脂
逆浸透膜浄水器に使用されているメインフィルターはメンブレン=半透膜、逆浸透膜フィルターです、写真の太い方は業務用浄水器で使用している300GPDメンブレン、細い方は家庭用浄水器ACRT-550MPSなどで使用している50GPDメンブレンです。
GPDはガロン、パー、デイ、浄水器を24時間稼働した時に得られる浄水の量を表しています、1ガロンは約3.78㍑ですから50GPDのメンブレンフィルターは1日で189㍑、1時間で7.87㍑の造水速度となります。造水速度は浄水器に装備される電動増圧ポンプの出力や浄水量と排水量のバランスにより造水速度は変動します、弊社の場合はACRT-550MPSで造水速度10㍑/時間位となります、造水速度は水温も影響し、水温が低いと造水速度は遅く、水温が高いと造水速度は早くなります。
冬場と夏場では30%位造水速度が変動します。
逆浸透膜フィルターを側面から見ると巻物状になっています、ポリアミド樹脂のメンブレンを非常に細長い封筒状に加工して、それを巻き込んで筒状のフィルターを造ります、50GPDメンブレンは直径5cm程の筒状ですが、巻き込まれたメンブレンの面積は幅25cm×長さは両面で200cmにもなります。これでも造水速度は1分間に180cc、浄水蛇口から出る純水の量は糸の様な細さですから、メンブレンフィルターに空いている孔の大きさがいかに小さいかご理解頂けるかと思います。
太い方の300GPDのメンブレンの面積は50GPDの6倍の面積で純水を造ります。