家庭用浄水器(逆浸透膜浄水器)から業務用浄水器(逆浸透膜浄水器)
アクアカルテックが販売している浄水器は逆浸透膜式の浄水器だけです、家庭用から業務用まで用途に合わせてご提案していますが、家庭用浄水器でも業務用浄水器でも造る浄水の品質に差異は殆どありません。異なる部分は造水速度です、家庭用の逆浸透膜浄水器に使用している逆浸透膜は容量50GPD(50ガロン/日=24時間)の逆浸透膜を使用しています、1ガロンは3.78㍑ですので規定された水圧を逆浸透膜へ掛けると、24時間で50×3,78㍑=189㍑の浄水が造れる容量です。
この容量は逆浸透膜の面積で決まります、巻物状に巻かれた逆浸透膜フィルターを開くと膜部分は50ガロンの場合、約0.5平方m位です、家庭用の逆浸透膜でも広げると結構な面積になります、この結構な面積へ水圧を掛けても実測で150~200ml位と非常にか細い造水速度ですから、逆浸透膜に開いている穴がいかに小さいかということですね。
アクアカルテックの業務用浄水器に使用している逆浸透膜は300GPDですから家庭用の6倍の容量となります、300GPDを1本使用しているLC300HP/SEは時間当り約40㍑の純水を造る事が出来ます、ただこの造水速度でも1分間で考えると660mlでしかありませんから、貯水タンクへ貯めて使用する必要があります。300GPDを2本使用しているLC600HP/SEにしても貯水タンク無しのダイレクトフローで使用出来る程の造水速度ではありませんので、貯水タンクは必要となります。
飲食店や製造現場であっても純水の使用量が少ない、30㍑/日以下であれば家庭用浄水器のACRT-550MPSでも適応があります、導入コストやランニングコストを低く抑える事が出来ます、LC300HP/SEの適応範囲は30~200㍑/日位まで、LC600HP/SEの適応範囲は200~400㍑/日位までで運用されると、浄水器への負荷が過大にならずに浄水器も長持ちします。
家庭用浄水器で逆浸透膜式を選択される理由は安全で美味しい水を飲むためです、水の中の不純物を95%以上除去して浄水は純水となりますから、水への対応としては、もうこれ以上する事が無いレベルまで成果を出す事が出来ます。
業務用浄水器の場合も飲食店でしたら同様に安全で美味しい水も理由の一つですが、不純物の残った水では想定した味が出なかったり、製品の製造過程で澱の発生など予想外の障害の原因が水であったりする事があります。一般的な浄水器のレベルでは遊離残留塩素を除去してバクテリアサイズ以上の不純物は除去しても、それより小さい溶解性物質はまるまる残っていますから、それらの小さな不純物が原因となって障害を起こしたりします。
一般的な浄水器の水と逆浸透膜浄水器の純水の違いを体感しやすい事例として、それぞれの水を使用して石鹸で手を洗うと明確に違いが判ります。
石鹸を手につけて一般的な浄水器の浄水で手を洗うと石鹸の泡は直ぐに洗い流せますが、逆浸透膜浄水器の純水で同様に手を洗うと石鹸成分のヌルヌルが中々手から取れません、石鹸は手の汚れを包んで洗い流すのですが、水中の汚れ(不純物)にも反応して消費されます、逆浸透膜浄水器の純水は不純物が無いので、余計な所に石鹸成分が消費されず、その分長く石鹸成分が手に留まるのです。