製氷機と逆浸透膜浄水器の純水
アクアカルテック浄水器のユーザー様には飲食店のお客様もたくさんいらっしゃいます、ラーメン屋さなん、洋食レストラン、お寿司屋さん、カレー屋さんなど種類は様々です。また逆浸透膜浄水器で造る純水の使用範囲も様々なのです、お冷だけに使用する方、お茶紅茶、コーヒーまでの方、洗米、スープなど調理全般へ純水を使う方。
私達が飲食店に入って最初に口にするのは恐らく「お冷」ですから、第一印象を高める為に純水を使用したいとお考えになるのは飲食店の皆さん共通のお考えです、最初に口にしたお冷が水道水臭かったり、別の嫌な臭いや味を感じるようでは、せっかくの外食に来た高揚感も興ざめというものです。
ここでお冷に入っている氷をどうするか、が問題となります、水が純水でも氷が水道水では高価も半減です。
飲食店で氷は殆どの場合、製氷機で作った氷を使用しています、逆浸透膜浄水器を製氷機に繋げればよいのですが、弊社では基本的に浄水器と他の機器への接続をお勧めしていません。
逆浸透膜浄水器の販売を始めた頃はお客様のご要望で浄水器を製氷機へ接続した事もあったのですが、夏場の繁忙期に製氷機への純水の供給が足りなくなり、氷の出来ががグシャグシャになってしまう事例がありました、これは製氷機が私達の想定以上に水を使用する事が原因でした。
製氷機では氷を作る水の他に、製氷トレイから氷を剥がすために水をかなり使用します、これでは繋いでいた家庭用浄水器の造水速度、貯水量では水が足りなくなってしまう事も有るでしょう。
現在では業務用浄水器LC300HP/SEなどを使用すれば充分に純水の供給も可能だと思いますが、美味しい氷を作る為に浄水器を製氷機に繋ぐよりは、性能の高い製氷機を選択した方が簡単です。
飲食店のお冷に浮かんだ氷をよく見るとキューブの1面に孔が開いて窪んでいる事が多いと思います、これが美味しい氷を作る製氷機の秘密です。
水が凍る温度は溶けている不純物に依って変動します、水が凍る温度は0℃ですが、不純物が多くなると0℃より温度が下がらないと凍りません、アイスクリームの様に極端に不純物が多い液体はマイナス6~10℃位まで下がらないと凍りません。
水の中の不純物濃度はppm単位で非常に微量ともいえますが、それでも凍結温度に影響を与えます、製氷機で水の温度を下げてゆくと不純物の少ない部分から凍り始め、氷の中心に不純物が多く残った水が凍らずに残ります、製氷機内では製氷工程でこの中心に残った水を捨てることにより、より純水度の高い水で氷を作っているのです。
逆浸透膜浄水器の純水は不純物が殆どありませんので、不純物の含まれた水道水よりも早く凍り始めます、また家庭用冷蔵庫で凍らせると同じ温度でも水道水よりも氷が固く製氷されているのが実感出来ると思います。