浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS:足立区 M様
オール引き出し収納のシステムキッチンへ設置した浄水器の設置時例です、今回は残念ながら引き出し奥のスペースへ浄水器の本体を配置する事が出来ませんでした、給水給湯管、配水管が邪魔になって浄水器の横幅40cmが入りません。
各配管が左右どちらかに寄っていれば、スペースが取れるのですが今回は散らばっています、M様とご相談の上、引き出し収納上へ浄水器の本体と貯水タンクを置くことにしました。
引き出し収納上へ浄水器を配置する場合に気になるのは、その重量です、水が入ると浄水器は5kg位、貯水タンクは13kg程になります。引き出し収納の金物がスライドレールだとまだ良いのですが、ローラー金具ですと長期的にローラーの軸が重量に負けて撓んでしまう可能性があります。
またスライドレールの耐荷重は1本約40kg、2本で80kgと単純に計算出来ますが、引き出し収納を構成する箱は木製で接合部は接着剤とタッカー(大きなホチキスの様な留め具)程度だとスライドレールは大丈夫でも箱の方が撓んでしまいます。
今回は他の引き出し収納の配置条件からメインの大きな引き出ししか浄水器の置き場所が選択出来ませんでしたが、出来るなら重量のある浄水器の貯水タンクはなるべく間口の狭い引き出しを選択して配置する方が安全です。
貯水タンクは内部にゴムボールの様な空気の充填されたダイアフラムが封入されています、このダイアフラムを押し縮める様に浄水器から純水を押し込み、ダイアフラムの復元力で純水を押しだして浄水蛇口へ運びます。ですから貯水タンクは横に置いても機能的には何ら問題ありません、高さ方向にスペースが取れない場合は横置きにする事が出来ます。
給水管から浄水器への給水分岐部分です、給水管の止水バルブ上で既存蛇口と繋がっているフレーキホースを外して給水分岐チーズを組み込んでいます。
浄水器への給水用チューブはポリプロピレン製のフレキシブルな樹脂チューブで直径も6.3mmとストロー位の太さですから、配管の取り回しは非常に簡単です。給水チューブの色は赤、排水チューブは黒、タンクとの接続チューブは黄、浄水蛇口へ繋ぐチューブは青、これはアクアカルテック浄水器の共通仕様です。
既存配水管は硬質ビニール管でした、マンションではカッチリした硬質ビニール管で配管されているケースが殆どですが、戸建て住宅では珍しいですね。
硬質ビニール管の場合は直径4mmの孔を開けて排水接続バンドを使用して排水用の黒チューブを固定します。
浄水器に使用出来る100ボルトのコンセントが用意されていました。