逆浸透膜浄水器を自分で設置したい③

家庭用逆浸透膜浄水器ACRT-550MPSにパッケージされている主な内容は、浄水器の本体、10㍑貯水タンク、浄水器用の蛇口です。
その他に浄水器の取付に必要な基本部品が同梱されています。


先ずは水道管から浄水器へ給水を行うパーツが必要です、写真の様な給水分岐チーズ(横方向に分岐用の穴が開いた短管です)給水分岐チーズにクイックコネクターパーツをシールテープを使って組み合わせ、逆浸透膜浄水器に使用する給水チューブと既存水道管の接続が出来る様にします。

既存給水管の止水バルブ上に給水分岐チーズを組み込みます、住宅のシンク下給水管の接続部分は13mm(1/2G)ネジで接続されています、浄水器に梱包されている給水分岐チーズも13mm(1/2G)ネジですので、シンク下給水管からの分岐する場合はこの部品で用が足ります。

次に浄水器専用蛇口の設置です、シンクトップへ穴あけ加工をします、蛇口を設置する場所を決めたらシンク下からシンクトップ裏を確認して障害物など蛇口設置に支障が無いかと確認しましょう、システムキッチに依ってはシンクトップを支える構造材などが配置されている場合もあります。

穴の大きさは直径12~15mm位が適正です、最低でも11mmは必要になります、ステンレスは鋼材より硬い材料です、ステンレス用の超硬ホールソー15mmがあると作業性がよく大変便利です。

3~4mm位のドリルキリで下穴を開けてからホールソーで穴あけ加工をすると成功率が高くなります。

浄水蛇口の裏はネジ止めとなります、シンクトップ裏側は作業スペースが狭いので大きな工具は入りません、弊社スタッフも小さな自在レンチと写真の様なユニバーサルレンチを使用して作業を進めます、ユニバーサルレンチは様々な径のナットを掴む事が出来て大変便利な工具です。

給水分岐と浄水蛇口の設置が出来れば逆浸透膜浄水器の設置工事は7割方完成です、後は排水の接続と電源の確保です。
浄水器のパッケージには写真の様な排水接続バンドが同梱されています、これはマンションなどの硬質ビニール管で施工された排水管へ浄水器からの排水を接続する為の部品です。

排水接続バンドを硬質ビニール管へ締め付け設置をして、ビニール管へ直径4mmで穴あけ加工、そこへ浄水器からの黒い排水チューブを締め込んで接続します。

木造住宅の場合の排水は硬質ビニール管が立ち上がっているところへシンクからの蛇腹管が接続されているケースの方が多いので

写真の様に硬質ビニール管と蛇腹管の隙間へ浄水器からの排水チューブを差し込む施工方法で行う場合が多く、作業も簡単です。その際、下水からの臭気が上がらない様、隙間をパテ粘土で埋める事、また排水チューブが抜けない様にビニールテープで複数箇所、しっかりと固定しましょう。

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浄水器/アクアカルテック