浄水器(逆浸透膜浄水器)設置事例:ACRT-550MPS 船橋市 I様
家庭用浄水器ACRT-550MPSの設置事例です、I様がお住まいの船橋市は市街地から少し外れると井戸水で生活をされている方が結構多いところですが、千葉市や八街市の様な浄水器購入費補助制度はありません、以前、船橋市からアクアカルテックの逆浸透膜浄水器について照会がありまして補助金制度創設に向けて準備をされているのかな、とも思われましたが実現までは至っていない様です。
I様のお宅もお住まいの建て替えを機に水質検査をされたところ、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が水道水質基準値を超えて検出されました、飲用不可の判定です。井戸水で生活されている多くは定期的な水質検査をされていないのが現状の様です、何かのきっかけで水質検査を行って今まで飲んでいた水の危険性に初めて気づくのです。
オール引き出し収納のシステムキッチンで引き出し奥の配管スペースに浄水器の本体を置くことが出来ました。
個人の住宅なら飲用不可の井戸水を飲む飲まないは個人の自己責任です、硝酸性窒素で考えれば基準値は10mg/㍑ですから検出された数値が12mgなら、そのまま飲む、15mgなら飲まないとかの考え方もあるかもしれません。
I様の様に個人の方と異なり、アパートなどの共同住宅を経営する方からもご相談を頂く事があります、硝酸性窒素が基準値を超えたので対策したいと、逆浸透膜浄水器の場合大量の水処理は出来ませんから各戸へ浄水器を設置する事になります、その共同住宅の戸数が6戸であれば6台の逆浸透膜浄水器が必要となります、その様なご説明をすると、浄水器導入費用の大きさ故か、その後ご連絡を頂く事は先ずありません。
井戸水が飲用不可となった場合の対策は3通りです、
1.井戸の堀直し(現状より井戸を深く堀直しても、結果が良くなる保証はありません)
2.逆浸透膜浄水器を設置して飲料水/調理水を確保する(除去率95%ですので、安全率を考慮しても水質基準値の10倍位まで対応出来ます)
3.水道水を敷く(一番費用が掛かりますが、付近まで水道本管が来ているなら将来的にもベストの選択でしょう、水道本管が付近になければ費用的に現実的ではありません。)
連絡が途絶えた共同住宅経営者の方が、その後どのような対策をされたかは知るよしもありませんが、逆浸透膜浄水器の導入費用に逡巡される方が水道水へ切り替えられるとは思えません。個人住宅と異なり事業経営の場合に飲用不可の水を放置する事は出来ません、水が飲用不可なら、それは不動産契約の重要事項になります、それを入居者へ通知して、その分、家賃を下げるとかの対応が必要だと思います。もし何か健康被害でもあれば訴えられるのは家主です。
浄水器の蛇口は右側、シンクトップは人造大理石です、大理石といっても人造、樹脂製でプラスチックと同じですから孔開け加工は比較的容易に行えます。
貯水タンクは引き出し収納上へ配置しました、底の深い引き出し形状なので珍しく、貯水タンクは立てたまま設置する事が出来ました。