井戸水は色々あります。


水道水でも地域の河川水の違い、浄水場の設備の違いにより水質が異なる事をご説明しました
アクアカルテック浄水器のユーザー様、約半数がご利用になっている井戸水は更に色々と差が大きくなります。

弊社が簡単に水質を確認する指標はTDSメーターの数値(蒸発残留物濃度)ですが、この数値でみても下は50~60ppm、上は700ppm超と10倍以上の差があります。

井戸水でも50~60ppmとなると水道水より不純物濃度の低い純度の高い水ですが、この50~60ppmの中に硝酸性窒素やヒ素などの有害物質が含まれ、結果として飲用不可の井戸水となってしまう事もあります。

一方で不純物濃度が高い井戸水の場合です、蒸発残留物濃度は水道水質基準では400ppm以下となっていますが、水道水で200ppmを超えるのは非常に稀なケースとなります、井戸水でも700ppmとなるとレアケースです、700ppmの水でも透明で綺麗な水に見えますが口に含むと明らかに水以外の味を感じる水です。

千葉県での事例で見ると海に近い地域の井戸水では不純物濃度が高く、水質も生活水として適さないケースが多い様です、沿岸地域で市街地住宅地から外れると水道が敷かれていない場所も多くなりますので、生活水は井戸水を使うしかありません。

700ppmの井戸水を逆浸透膜浄水器で浄水すると95%除去ですから浄水でも35ppmの不純物が残る事になります、35ppmと聞くと不純物濃度が高い様に感じるかもしれませんが、このレベルになると味、臭気を感じることは殆どありません、700ppmの中に有害物質が含まれていたとしても、それぞれ95%の減っているので、基準値の10倍を超えるなどの極端な高濃度に有害物質検出されていない限り、飲用可の安全が確保された水となります。

弊社浄水器を井戸水でご利用のK様は千葉県旭市でにお住まいです、都会からのんびりした田舎へ移り住まれ、飲料水/調理水は逆浸透膜浄水器で確保されているのですが、困っていらっしゃるのは洗濯、入浴の水です。見せていただいたタオルは最初からの色の様に綺麗に茶色に染まっていますが、元は白いタオルだったそうです。

また白い便器等の衛生機器も茶色く汚れて掃除も大変だとか、逆浸透膜浄水器の造水速度では家全体の水を浄水する事は出来ませんので、洗濯の水となると手立てがありません。井戸水の地域へお引越しを検討されている方へアドバイスが出来るとすれば、お引越し先ご近所の方や井戸業者の方へ聞き取りをして、洗濯などに支障のない綺麗な井戸水が出る地域かどうか事前にお調べになって下さい。

透明で臭いの無い綺麗な水が出てさえいれば、たとえヒ素、硝酸性窒素が含まれていたとしても逆浸透膜浄水器があれば安全で美味しい飲料水/調理水が確保出来ますので生活に支障が出る事はありません。

アクアカルテック・ホームーページ

By 
浄水器/アクアカルテック