古くなった浄水器のメンテナンス

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今日は千葉県内で4件ほど浄水器のメンテナンスでした、偶然ですが4件様全て10年以上使用されている逆浸透膜浄水器です。

1件目のW様は平成15年に購入された家庭用浄水器ACRA-545Pですから15年、16年目に突入しています、2件目のO様は平成16年7月のご購入ですからこちらの浄水器も15年目に突入しています。一般的な浄水器と異なり、逆浸透膜浄水器の場合は部品点数が多く、電動増圧ポンプなど動的な部品もありますから浄水器自体の耐用年数を考える必要があります。

千葉市の浄水器購入費補助制度へ浄水器の登録をする際には耐用年数を記入する欄があります、弊社では耐用年数8年と記載しています、これは一般的な家電品にならって設定した耐用年数です。

でも実際には10年を超えて浄水器を使用しているお客様も非常に多くなりました、浄水器販売を始めてから18年ですから、販売開始当初のお客様は10年を有に超えてしまうのも当然ですね。

いずれにしても浄水器も無限に使用出来る訳ではありませんので、どこかで見切りをつけなければならないのです、弊社では公称耐用年数8年ですが、お客様には10年を目処として考えて頂き、毎年のメンテナンスによる手入れで15年は持たせて行きたいと考えています。

今日お伺いした4件様のうち、2件様の浄水器は電動増圧ポンプを交換しています、1件様は電動増圧ポンプが水が染み出してての交換、もう1件様はモーターの軸ブレによるガタツキ、異音による交換です、異音が発生した状態で運転を続けると水漏れに進んだり、或いはショートして電動増圧ポンプが停止してしまう場合もあります。

電動増圧ポンプは動的な部品ですので、浄水器の使用量が多い方ほど傷みやすい部品でもありますが、事例として多いのはフィルター交換を長期間されないでフィルター目詰まり状態で長期間放置された場合です、逆浸透膜フィルターが目詰まりを起こすと造水速度が下がり、今まで1時間で貯水タンクを満水にしていたのか数時間掛けても満水にならない場合があります。

こうなると浄水器の稼働時間は通常の何倍にもなり、更に内部水圧が異常に上昇した状態での運転となりますので、電動増圧ポンプの損耗も急激に進んでしまいます。

浄水器を長持ちさせる為には定期的なフィルター交換/メンテナンスが何より必要です、逆浸透膜浄水器の場合、定期メンテナンスは単にフィルター交換をするだけではありません、浄水器に発生した異常の徴候を早めに察知して部品交換などの対策を行う事により、良好な状態でトラブル無く浄水器を使用して頂くための浄水器メンテナンスです。
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浄水器/アクアカルテック